どうなる?今後の土木公務員

採用試験対策

こんにちは、土木公務員ブロガーのカミノです。

最近は土木職が不人気です。

皆さんの職場はどうですか?

もちろん採用状況には波があると思うし、たまたま受験者が少ない時期だったのかもしれませんけど、どうしても定員割れしているような状況を見ると将来が不安になってしまいますよね(;´・ω・)

ここでは、具体的に市役所の土木職の採用試験結果を見てみようと思います。

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各市役所の採用試験結果

今回は、人口40万以上の都市で令和2年度の採用試験の結果を見てみようと思います。

松山市

まずは、愛媛県の県庁所在地である松山市の採用状況を見てみましょう。

松山市の人口は51万人です。

令和2年度の採用状況はこちら

予定枠受験者数合格者数採用者数合格倍率
事務4125745395.7
土木1512226.0
土木(初級)35115.0
土木(経験者)25212.5
令和2年度 松山市

倍率を見ると、けっこう土木職も人気なのでは?と勘違いしてしまいますけど、予定枠15人に対して採用を2人しかできていませんから、実はかなり悲惨なのです…。

人材不足なのに倍率6.0で絞ってるということは、私が思ってる以上に受験者の質が低いのではないかと思われます。

令和3年度では、土木職はまた15人の採用予定に設定しています。事務職は19人ですから、ほぼ事務職と同じ人数を採りたいと思っていることになりますね。

富山市

次は、富山県の県庁所在地である富山市を見てみます。

富山市の人口は41万人。

予定枠受験者数合格者数採用者数合格倍率
事務25105343.1
土木16531.7
土木(経験者)313.0
土木(経験者2)
221.0
土木(氷河期)0
令和2年度 富山市

土木上級は16人予定の枠で3人しか合格者を出せていません。かなり厳しいですね。

令和3年度の予定は、土木は10人と、経験者枠で5人+若干名としていますが、令和2年で新卒3人しか合格者を出せていないのに人数を減らして大丈夫なのかな?人材確保に諦めたんでしょうか。

カミノ
カミノ

追加募集などで人材確保してるのかな?

金沢市

石川県の県庁所在地である金沢市を見てみます。人口は46万人。

予定枠受験者数合格者数採用者数合格倍率
事務49198533.7
土木4414.0
土木(高卒)340
土木(経験者)1321.5
土木(経験者2)10
令和2年度 金沢市

金沢市の予定枠は4人と少なかったのですが、受験者も4人で、最終合格者を1人しか出せていません。もしこの人から入庁を断られていたら採用0人ですね(;´・ω・)

高卒枠は合格者0。相当点数が低かったのでしょうか。なんとか経験者枠で合格者2人を確保しています。

新潟市

次に、新潟市の採用状況を見てみます。

人口は78万人を誇る政令市です。

予定枠受験者数合格者数採用者数合格倍率
事務A、B152351515.7
土木3632.0
土木(水道)3331.0
土木(水道・高卒)2541.3
土木(水道・氷河期)10
土木(経験者)2414.0
土木(水道・経験者)1
0
令和2年度 新潟市

受験者が殺到している事務職と対照的に、土木職はあまり人気がないようです。

合格者数は、一応予定通りの人数を出していますが、人材の質は大丈夫なのか、ちょっと心配になりますね。

カミノ
カミノ

政令市であっても土木職は選り好みできるわけではないのです…。

川口市

埼玉県の川口市を見てみます。

人口は59万人の中核市です。

予定枠申込み数合格者数採用者数合格倍率
事務(すべて)6074675
土木(すべて)8216
令和2年度 川口市

川口市の場合は、1次受験者が公表されていないので、申込者を載せておきますが、さすがに定員割れはしていないみたいですね。

でも、予定人数より少ない6人しか合格者を出せていません。

松戸市

千葉県松戸市の採用状況を見てます。

松戸市は人口49万人で、非中核市のなかでは1番の人口を誇ります。

予定枠受験者数合格者数採用者数合格倍率
事務30208583.6
土木101262.0
土木(経験者)550
令和2年度 松戸市

松戸市も最終倍率を2.0に整えていますが、合格者は予定人数を下回っています。

予定枠と同じ人数しか受験してもらえないと、絞り込むことができないので辛いですね。

船橋市

次も同じ千葉県の船橋市を見てみます。

人口は64万人です。

予定枠受験者数合格者数採用者数合格倍率
事務(AB合計)605435410.1
土木51125.5
土木(経験者)土木と同一422.0
令和2年度 船橋市

船橋市はイイ感じですね。

予定人数の3倍の受験者を集めて、採用予定とほぼ同じ人数を確保できています。

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なんで土木職の受験者数は少ないの?

船橋市のように健全な採用ができている自治体もたくさんありますが、その前に紹介した6都市のように、人口が多い地方都市であっても受験者の確保に苦戦しているところもあります。

もっと規模が小さい市町村ですと定員割れしているところもチラホラありますし、危機感を持っている採用担当課の方は多いと思います。

昔からそんなもんだったよ、と言われたら仕方ないんですけど、私の感覚ではここまで悲惨ではなかったと思うんですよね。

どうして土木職の受験者が減ってるんでしょう?

他都市にとられている?国家公務員志向が強い?民間企業のほうが人気?

土木学科の学生が減っている?少子化?

原因を分析するのはめっちゃ難しいと思います。毎年採用枠が大きく変わるのに、他の自治体に移ってるのかどうかなんて調べようがないし、受験者や辞退者たちにアンケートを答えてもらうくらいしか手掛かりはないのかなと思います。

カミノ
カミノ

事務職と比べて合格するのは楽なんですけどねー。

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どうなる今後の土木公務員

ひとつ分かっているのは、地方公務員土木職の魅力発信を本気でやらなければならない、ということ。

インターンシップ、工事現場や職場見学、中高生・大学生への説明会の開催など、危機感を持ち出した各自治体は取り組みを始めています。

まだ安定して受験者を確保できている自治体であっても、他人事ではありません。政令市でも苦戦しだしている自治体があるのです。

極端な話、札幌市や福岡市、横浜市など魅力的な都市でも、公務員になるよりはそこで民間企業でやりがいを持ちながら高給を目指した方が良くない?と思っても不思議ではありませんからね。

公務員の給料の少なさ、待遇面での想像とのギャップに、若手職員で辞めてしまう人も多くなっていますし、辞めないまでも鬱病などで休みに入ってしまう職員もいます。

地方公務員土木職の魅力発信も大事ですが、同時に職場環境を健全化することも必要だと思います。残業代を出すこと。必要な職員数を増やすこと。エレベーター式に職位が上がっている職員にも仕事をしてもらうため全庁的に職員の分掌を考え直すこと。年配職員の意識を変えること。実践的な研修制度を充実させること。技術継承に力を入れること。

こういった職場環境を改善することで、「○○市役所働きやすいよ」というウワサが学生にも伝わり、優秀な人材があつまってくると思います。

逆に考えると、職場環境が悪い市役所からはどんどん人が流出するし、忌避されるはずなので、理想論のように聞こえますが、これが本質だと思います。

ただし、これは上司一人が改善できるものではありません。

ひとりひとりが改善しようとしなければ良くなりませんから、皆さんの意識も大切です。

地方公務員土木職の魅力発信職場環境を健全化すること

この2つを同時に取り組んでいきましょう。

ちなみに、市役所での土木職の配属先は、こちらの記事で解説してます↓

では、今日はこのあたりで。

またぬん(*’ω’*)ノ

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