事務職と技術職の違い

公務員の仕事

こんにちは公務員ブロガーのカミノです。

今回は、公務員の採用試験対策に関連するところで、事務職と技術職の違いについて解説します。

私は市役所の土木技師なので、主に「土木職」について解説します。

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事務職と技術職の違い

いわゆる役所と呼ばれるところで働く地方公務員は、2つの区分に分けられます。

事務職技術職です。(事務を行政職と呼んだりもしますし、警察・消防・教職員等以外の役人を行政職と呼ぶことも多いです。自治体によって呼び方は様々ですね。)

自治体ごとに、より細かく区分されています。例えば、特別区では、東京23区採用試験情報のサイトで以下の11の業種について紹介されていますので見てみてください。

  • 事務
  • 土木
  • 造園
  • 建築
  • 機械
  • 電気
  • 福祉
  • 心理
  • 衛生(衛生監視)
  • 化学(衛生監視)
  • 保健師

事務職の仕事内容

事務職の仕事は多岐にわたります。市の基本構想や各分野の事業計画の策定と実施、施設の管理・運営、窓口業務を行います。市の業務に広く精通し、どの部署でも活躍する“ジェネラリスト”です。

事務から専門分野が分離して、特別区のように「福祉」「心理」などの専門職が区分されていることもあります。受験要件として、社会福祉士の資格が必要だったり、心理学科を卒業していること等があります。そして、この枠で採用されたら保健福祉部門のみで働くことになったりしますね。異動の範囲に制限が掛かるということです。

初級・中級職では、学校事務の枠もあったりします。

筆記試験の専門科目の内容は、「憲法」「民法」「行政法」「労働法」「経済原論」「財政学」「経営学」「政治学」「行政学」「社会学」などです。

技術職の仕事内容

技術職には、特別区のように土木・造園・建築・機械・電気の5種類、他には農学・農業土木・畜産・水産・林業などの区分があります。

技術職は、主に工事の設計・施工管理をおこなったり、専門分野の企画・政策系の仕事をおこなう業種です。例えば土木職は、道路や橋、河川の整備・維持など都市基盤の形成に携わります。地域住民や関係機関と連携し、市のグランドデザインを描き、生活基盤を整備する仕事です。

小さい市や町役場の場合は、専門の技術職が無かったりしますね。たまに技術者不足として話題になってます。

市役所での土木技師の配属先は、こちらの記事で解説してます↓

土木の専門科目の内容は、数学・物理、応用力学、水理学、土質力学、測量、都市計画、土木計画、材料・施工などです。

小さい自治体は専門試験がないところも多いです。逆に、教養試験がない自治体もあります。

土木職は受かりやすい?

あなたが、高校・大学・高専の土木学科を卒業するのなら、実は土木職と事務職どちらの枠でも受験できます。(その他の枠でも受験資格制限なければ受験は可能です。)

普通は、土木で受験しますが、なかには「事務職でしかやれない〇〇がしたいから」という理由で事務職で受ける人もいますし、私の友人は事務職で元気に働いている人もいます。

採用試験は同時にあるのですが、それぞれ専門科目の内容が変わりますし、採用状況も差があります。

私は土木職という枠でしか受験していないのですが、

ハッキリ言うと、土木職の方が簡単です。(※建築や電気などの他技術職はまた違います。)

なぜかというと土木学科を修了した人は限られるのに、採用枠がかなり多いからです。

例えば都道府県庁では、事務職80人枠に対して、土木職の枠は20人とかだったりします。土木の競争率が低いことがわかりますよね? 定年見込みの職員の人数や、再開発事業・災害復旧の需要など、その自治体の状況によって、土木の採用枠は大きく増減するんですが、基本的に枠が多めで、土木学科の学生にとってはありがたいことになってます。

また、近年では、技術職に対しては教養試験がない自治体が増えてきました。

例えば、特別区の【土木・建築新方式】という枠では、専門試験しかありません。しかも6科目のうち4科目を選択。また、神奈川県庁でもⅠ種・Ⅲ種技術系試験は第 1 次試験において教養試験を行いません。ちょっと調べてみただけでこんな感じです。

沢山ある教養科目の勉強をしなくていいことになります。

これには私は大反対なんですけどね。土木とは、まちをつくること。人々の暮らしを支える根幹です。一般常識なくして仕事はできません。そして、業務としては事務職と同じようなことも沢山やります。事務職と肩を並べて予算管理をおこなったり、人身事故の訴訟に対して判例を読み込んで裁判の準備をしたり、市民と土地の立ち会いをして官民境界を決定したり。教養がない人間を採用してはいけません。

と言いつつも仕方ない時代の流れですかね。

これが土木職が簡単な理由です。

倍率で言うと、近年、事務職は5〜10倍なのに対して、土木職は2倍を切っている自治体も少なくありません。

なぜかは分かりませんが、土木職の人気がガタ落ちしております😱

受験者の中には、あきらかに無勉強な人もいるだろうし民間第1志望の人もいるし「2人に1人合格できる」と考えるとかなり簡単な試験だと思いませんか?

ただし、余りに低い点数ですと普通に落ちますので。必要最低限の点数はとれるようにしておきましょう。目標は6割、ボーダーは4~5割と言われてます。

ちなみに、土木職の受験資格は、基本的に年齢制限しかありませんので、独学で土木を勉強して受験することもできます。

土木学科卒じゃなくて受験するなら、必ず面接で聞かれると思いますが、面接官が納得できる志望理由を答えられれば大丈夫ですし、その理由を元に勉強しっかりしてきたアピールできるなら大きく印象に残るアドバンテージだと思います。逆にチャンス。

カミノ
カミノ

土木技師一同、土木枠での受験をお待ちしております。

勉強時間の違いについてはこちらに書いてます。

では、今日はこのあたりで。

またぬん(*’ω’*)ノシ

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