タイトルを読んで「どういうことだよ?」と思って来られた方、この記事はちょっとネガティブな記事になってますので、引き返すなら今のうちですよ(笑)
技術士と言えば、ご存知のとおり技術系の最高峰の資格とされていますよね。仕事の受託などに必要なので、民間とくに建設コンサルタントが重きを置く資格ではありますが、市役所で仕事している職員のなかにも技術士を持ってる人はごく少数ですが存在します。
それで、そのような技術士資格を持った職員についてなのですが、以前からうっすら思っていたのですが、なんかちょっと変な人が多いというか、仕事がパッとしない人が多い気がする…。
ここでは、その直感について書いてみようと思います。

もちろん、私が知っている技術士資格保有者はごく少数ですし、優秀な方もたくさんおられます。この記事は統計的な話ではなく、私が職場で感じた違和感について整理してみたものです。
技術士職員との仕事
あくまで私の観測範囲の職員の話ですが、昔から数人知っていて「この人、技術士もってるんだー。すごい。」と思ったりしてました。しかし、実際に仕事で関わっているうちに、正直なところ仕事の進め方に違和感を覚えることがありました。
で、また数年経って仕事でストレスが溜まることが多かった時期にふと気づいてしまったのです。問題を起こしている職員が技術士だということに。偶然かもしれませんが、私が強いストレスを感じた職員(複数)は技術士資格保有者だったのです。そして、振り返ってみても他の方にも似たような傾向があったのです。問題はこのような特徴がありました。
・今職場に必要なことをできていない。職場に必要じゃないことを強いているので他の職員の迷惑になっている。
・仕事を妨害するブレーキになっている。
・パワハラ気質である。
・業務関係者との調整が下手。
・屁理屈で論破しようとする。
・業務放棄している。
別に資格勉強をするのが悪いとは思っていません。相互フォロワーの皆さんのなかにも技術士いっぱいいますし、皆さん尊敬しております。
しかし、気づいてからは、職員で「技術士を持ってる」と聞くとまず警戒するようになってしまいました。
私なりに原因を考えてみた
「技術士の市役所職員=仕事ができない人が多い」が事実なのかは分かりません。私が観測した方達がたまたまだったのかもしれないし、私と合わないだけだったのかもしれません。なぜ私がそのような違和感を覚えたのか、自分なりに考えてみました。上記の問題点はなぜ起きるのか。一つは資格勉強を積み重ねた人特有に生まれるモノなのではないでしょうか。
・自分が周りよりも優秀だと思っている。
・論理的な正確性を重視しすぎる。
臥薪嘗胆で何度も受験をして合格できたという自負。それが悪い方向に働くのかなと。
もう一つは、よく言われる「資格と実務能力は別物だから」という面からも分析できるかと思います。資格試験では、技術的知識、論文作成能力、技術的な経験・判断力などが求められますが、一方、市役所では調整力や管理能力が大いに問われてしまいます。ここにギャップがあると感じます。
さらに問題なのは、そのギャップ自体よりも、資格取得が目的化してしまいそのギャップを埋めることの努力をやめてしまうことだと思います。とくに職員には技術士は必須なわけではありませんから、より資格取得が目的化しがちです。
仕事ができない職員にならないために大事なこと
さて、悪口ばかり書いて終わったら日本技術士会から訴えられてしまいますので、最後に、どうすればいいかを考えてみました。
じつは仕事ができないこと、問題点とその原因については、誰しも持ちえるものだと思います。仕事のできる職員になるためには、問題点と逆のことを意識すればいいのです。
・物事の本質をとらえるため、今職場に必要なことを考える。そのためには1人で考えないこと。
・自分の言動が仕事を妨害するブレーキになっていないか常に気を付ける。
・パワハラの指摘を受けたら、自分の認識がずれていないか真剣に振り返り改善する。
・屁理屈をこね回さない
・責任放棄しない。
・自分が周りよりも優秀だと思わず、周りの意見を尊重する。
・論理的な正確性だけでなく現場の流れも尊重する。
まとめ
結局のところ、私が言いたいのは「技術士が悪い」という話ではありません。
資格を持っていることと、職場で成果を出せることは別物です。
資格を持っていても、経験を積んでいても、自分が職場のボトルネックになっていないかを振り返る姿勢が大切なのだと思います。
これは技術士に限らず、私自身も含めて全ての職員に当てはまる話です。
ちなみに、もし私が今後「技術士を取得したい」と思うことがあるとしても、それは仕事ができるようになるためであって、資格を持つこと自体が目的ではありません。
今回の記事を書きながら、自分自身も同じ落とし穴にはまらないよう気を付けなければならないなと思いました。
こんな駄記事でもなにかの参考になりましたら幸いです。

コメント
めちゃくちゃ腑に落ちる記事でした。自分の職場は公益法人ですが、技術士で活躍できていない人が一定数います。
優秀なはずなのに…何故なんだろうという自分の疑問を、カミノさんが言語化してくれてスッキリしました。
・仕事を妨害するブレーキになっている。
・パワハラ気質である。
・業務関係者との調整が下手。
・屁理屈で論破しようとする。
・業務放棄している。
心当たりがある人、少なくとも3つ以上は該当しているなぁ…
今後のマネジメントに役立てていきます。
さとさん、
コメントありがとうございます。
なるべくオブラートに包んだつもりですが、列挙すると酷いこと書いてますねw
まずは分析することが第一歩だと思っていて、私は次のステップが苦手なのですが、
うまくマネジメントに活かしてもらえたらと思います。
理解できるところは多分にありますが、技術士でない人が述べるのは不粋ですよ。
「大卒の職員は高卒職員より実務で使えない」って高卒の人が言ってるようなもんですよ。
名無しの公務員技術士さん、
おっしゃる通りです、無粋な意見だと自分でも思います。
まあ、ただ考えたことを書いてるだけなので、これが誰かの何かの気づきになればいいかなと。
他のどの記事よりも、感情が全面に出ている読み応えのある記事でした。
『職員で』技術士を持った人を警戒すること、共感します。そんな指摘を言わなくてもいいのにな思うことはよくあります。
私も同じ土木職公務員でして、管理職のほとんどが技術士を持っており、カミノさんの言う警戒してしまう職員ばかりいます。
ネガティブに思ってしまうだけに、カミノさん記事を良い意味に変換すると、
みんなが前例踏襲で突っ走ろうとする時に、ここの視点が抜けているのではないか、という指摘をしてくれる人材
監査を想定して、業務の妥当性を論理的に整理するよう気づきを与えてくれている人材
というようなポジティブな視点もできますかね。
また、技術士取得は臥薪嘗胆ではなく、論文の型を覚え、面接対策をすれば、3ヶ月程度の準備で1発合格できる試験です。
カミノさんも技術士の一次試験合格されているようなので、引き続き二次試験頑張ってくださいね。
大都市の土木職公務員さん、
共感いただきありがとうございます。
おっしゃるとおり、当記事はネガティブなものになってしまっていますが、ポジティブに捉えて向き合うことも大事かと思います。
それにしても技術士に3か月程度で1発合格できる、とは、上位1%くらいの最優秀な人材ですよ。私含め身の回りではそんな凄い人はいませんよ😦
技術士かなんかしらんけどまさにこういうとろやないですか?
「大卒のワタシに高卒のあなたが難癖付けるのは無粋だ」
こっちが恥ずかしくなってきた・・・
でもこういう人いるんですね勉強になりました
カミノ様 いつも勉強させてもらってます ありがとうございます
興味深く拝読しました。事務屋の世界でも、難関資格ホルダーほど実務は今ひとつ….という傾向を感じます。
個人的には、仕事ができない人ほど難関資格取得に励む傾向があるのかと思っています。以下、拙い持論展開をお許しください。
記事中でも触れている通り、役所仕事に重要なのは、専門知識よりも「調整力」「管理能力」といった対人スキルです。
仕事ができない職員は概してこういうスキルが欠けているのですが、かといって努力次第で身につくものでもなく……そこで代替手段として、難関資格を取得することで、一般的なシゴデキ職員とは別方向の「優秀な人材」を目指そうと足掻いているのではないか?と思うのです。
しかし、せっかく得た専門知識も、対人スキルが無ければ職場では還元できないわけで……結局上から目線の正論マンや評論家に成り下がってしまうのだと思います。
中核市の職員さん、
ご意見ありがとうございます。その考えには納得できます。
努力で身につかないスキル、努力の方向性がわからないことも多々ありますね。
スキルを伸ばしたり、本当の意味で「優秀な人材」を目指せる仕組みがあればいいのですが…。
今の時代、中途採用枠職員の多くは技術士資格を所有しています。私は氷河期出身で民間経験はありませんが、同期も大半は所有していますよ。かと言って所有していても仕事できないとされる職員は居ないかな。皆所有資格の分野に属していなくとも仕事にも勉強にも取り組んでいます。優秀ですよ。
お気持ちは理解しますが、そういう自治体も中にはありますから、ひとまとめにされるのはちょっと悲しいかなと思います。
あと単純に質問ですが、技術士を受験していたようなので、カミノさん自身も志しているのでは?と思っていたのですが、二次試験は参加しないのですか??
政令市で働いていますさん、
政令市ともなると技術士はすごい多いのですね。想像ができない世界です。
当記事はあくまで私の実体験に基づくものですから共感できない部分も多々あるかもしれません。
私は二次試験は今のところ考えていません。