同じ服を着続けるという選択

エッセイ

こんにちは、土木公務員ブロガーのカミノです。

仕事のみならず、仕事でもプライベートでもまったく同じ服を毎日着続けている人たちがいます。有名なところではApple創業者の故スティーブ・ジョブズ氏ですね。

なぜ彼らはそんなことをしているのでしょうか?

今日はそんな特殊なファッションの話を書こうと思います。

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同じ制服を着続ける人々

学生は制服という、みんなと同じ衣服を着ることが義務とされています。

その理由は様々ですが、けじめがつく、私服に悩む必要がない、貧困格差をなくす、仲間意識ができる、どこの学校の生徒か分かる、などの理由で日本では長年の間廃止されることなく慣習的に続いています。

また、仕事中の服装もなるべく毎日同じものを着た方がいいとされています。

サラリーマン・公務員は毎日スーツですよね。女性でも、専門職は制服があったりするし、OLや事務員さんも制服を着せる会社があると思います。

理由としては、やはり規律を重んじて、帰属意識を持たせるためでしょうか。私服にしたら風紀が乱れて、業務に支障が出る可能性があります。大人になってまで服装で注意したくありませんからね。

プライベートでも同じ服を着る

マーク・ザッカーバーグの服

プライベートの服装はどうでしょうか。

プライベートまで同じ服を着続けるという人はめったにいませんが、著名な方でそれを実行に移した人たちがいます。スティーブ・ジョブズ氏やオバマ元大統領、Facebookのマーク・ザッカーバーグ氏。彼らは完璧365日じゃないにしろ、実際に同じ服を買いそろえて着回しています。

日本で言うと、ホストのローランドさんや“2ヶ月全く同じ服を着続けた女性”がわりと有名かと思います。ミニマリストで実践してる人はそこそこ居そうですね。

彼らが同じ服を着る理由は、制服とはまったく違います。自分一人で実践するわけですから、帰属意識や社内の規律を守るとかはまったく関係ないですね。

ザッカーバーグ氏は同じ服を着続ける理由を「仕事以外の決断の数を減らすため」と説明しています。

仕事第一主義の人たちからすると服を毎日選ぶ時間がもったいない、その時間を仕事のために100%費やしたい、という感覚みたいです。気持ちはわかります。

他の方たちも概ね同じ理由で、「選ぶことが煩わしい。」と感じて実践しているようです。

スティーブ・ジョブズ氏とザッカーバーグ氏はちょっと雲の上の存在すぎるので、具体的にローランドさんと“2ヶ月全く同じ服を着続けた女性”にスポットを当てて、彼らの内側を見てみましょう。

ローランドのこだわり

ローランドさんも徹底したミニマリストで、特に厳選した良質なアイテムのみを使うことで有名です。

彼の自宅を公開した動画がとっても面白くておすすめです。ぜひ見てみてください。

現代ホスト界の帝王ROLAND。超ミニマリストな自宅を公開。【ROLAND社長-完全密着-】vol.018

(最近、別の新居に引越してますがミニマリストとしての考え方は変わっていません。)

日常で使うあらゆるアイテムについて、とびっきりの1種類のみ所有し、無駄を排除しています。服はメディアに出る時は黒のジャケットが多いですよね?そのジャケットも、とびっきりの1着とのこと。

その1着だけにすることによるメリットとして以下のことを動画内で話しています。

・体型の変化、コンディションを鮮明に知ることが出来る。

・風邪を引かなくなる(体調を崩さない)

・気持ちが落ち着く

・とびっきりの1着だから毎日モチベーションが高く保てる

つまり、「安定する」ということです。最高レベルの仕事をこなす人にとって自分に合った最高の1着を毎日着るということは高い質で安定することに繋がり、非常に合理的であることがわかりますね。

“2ヶ月全く同じ服を着続けた女性”のこだわり

2ヶ月全く同じ服を着続けた女性とは、あるとき毎日同じワンピースを着ることを決めて、2か月間、黒のワンピースだけを着続けた女性(さくらちゃん教さん)のことです。その感想がTwitter上で人気となり私もそこで知りました。

【Twitter15万いいね!】「2ヶ月全く同じ服を着続けている」話の詳細(note)

女性で「毎日同じ服を着る」を実践した人はほぼいないと思います。なぜならファッションというカテゴリーの重要性が男女でまったく違うから。女性はファッションで自己表現をすることが良くも悪くもステータスとなっていて、ファッションに疎い=底辺の女性と位置付けられてしまうんです。

ですから、さくらちゃん教さんのように、同じ服を着続けるという挑戦はかなりハードルが高いものであると思います。

さくらちゃん教さんは、メリットとして以下のことを説明されています。(引用)

・選ぶ手間がかからないから、時間が節約できる

イメージキャラクター付け=個性の獲得。毎日がんばってコーデするよりも、正直、かなり個性的で私らしくなった(おそらく、続けていたらいつか「ああ、あの黒いワンピースの人ね」って言われるようになるだろう。オレンジのTシャツといえばジャイアンでしょ、みたいな感じ)

お気に入りの、質の高い服を毎日着ることができる(ファッションに時間とお金をかけたくないと言っても、全部GUとUNIQLOで揃えるのは個人的に嫌だった。また、毎日コーディネートするとキマらない日が多かった)

・ちゃんとした格好をしなければ外に出られないというプレッシャーが、簡単に部屋を出る準備ができるから解消された(若干活動的になった)

・洗濯が楽

・片づけがラクすぎる、部屋がきれいになった

・ワンピースはマジで着るの楽

・メイクや髪型も、いちいち服に合わせたものを考えなくてすむ

・大好きでたくさん家にある、個性的で可愛いピアスを合わせやすい

・勉強も、パーティも、葬式も、デートも、この一番私にぴったりのワンピースですむ

・はやり、とかいう面倒な、ファッション業界の思惑に踊らされなくなる。結果、節約になる

こんなメリットを並べられると、なんだかやってみたくなりますよね٩(ˊᗜˋ*)و

これらのメリットを感じられたということは、彼女もまた、「最高の一着を探せ出せた」ということです。

プライベートでは、UNIQLOとGUに染まるな!

プライベートでは、個人的には「同じ服を着続ける」ことはおすすめしませんが、今回ご紹介したメリットを体感してみたいという方は「同じ服を着続ける」に挑戦してみても面白いかもしれませんね。

どちらにせよ、テンションが上がる服を着る、これがファッションの醍醐味ですよね!

たまに、男性で全身をUNIQLOやGUに統一している人がいますが、それは絶対にやめましょう。

同じ服を着回すんだから、別にいいじゃないかって?

まったく主旨が違います。UNIQLOとGUに染まるということは、考えることを放棄してるだけです。

まず、「同じ服を着続ける」というのは、「自分に合う最高の1品を選ぶ」ことからスタートします。その前提なくして今回のテーマは成立しませんし、ただファッションを諦めた人になってしまうだけです。

独善的な私見ですが、ファッションを諦めた男性は結婚できない人が多いです。

なぜなら、自分の好きな物を探せ出せていない男性に女性は魅力を感じないからです。

どんな男性にも好きなファッションがあります。テンションが上がるもの、刺激と活力をもらえて、自分を最高の気分にさせてくれるもの。例えばヴィジュアルが好きなミュージシャンやタレントがいるとして、その人のファッションは貴方が好きなジャンルであることが多いはずです。それを着ればいいのです。

諦めるのはまだ早すぎます!好きな物を探し出すことを面倒くさいと思わないでください。

カミノ
カミノ

最高の一着を探し出しましょう。

偉そうに書いてしまいましたが、今日はこのあたりで失礼します。

またぬん(*’ω’*)ノシ

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