公務員の面接試験で合格するために

公務員試験対策

こんにちは、土木公務員ブロガーのカミノです。

公務員試験を控えている皆さん、面接の対策はバッチリですか?

私は講座や特別な練習などはしていませんでしたが、複数の自治体で合格をいただきました٩(ˊᗜˋ*)و

この経験をふまえて、私は「地方公務員であれば特別すごいことをしなくても合格できる」と考えています。

ここでは面接の得点を伸ばすために気をつけることを解説してみます。

「土木職上級」を対象に書きますが、事務職や初級・社会人枠にも参考になるかと思います。

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面接試験とは?

面接とは、試験官(面接官)から質問されたことをその場で回答するかたちで、何度も質問回答を繰り返し、組織に必要な人材なのか?その人材評価を行うものです。

面接での人材評価

・常識があるか
・公務員としての適性(コミュニケーション能力・頭のキレ)
・自治体への熱意

面接時間は1人あたり30分ほど。面接官は2〜4人です。

自治体によっては、この面接試験を3回以上行うこともあり、別日にもう一度来てもらうことも珍しくありません。

例えば、横浜市では、1次で教養・専門・論文の試験があり、合格者が2次試験の面接へと進みます。(論文は2次試験の科目ですが1次と同日に受けます。)

ちなみに事務職は「面談」という名前で面接がもう1回追加されます。

令和3年度採用試験の配点は以下のとおり。

土木教養専門面接論文
1次試験400400
2次試験2020300100
令和3年度 横浜市受験案内より

事務教養専門面談論文面接
1次試験510
2次試験200100
3次試験153015600
令和3年度 横浜市受験案内より

ご覧のように、横浜市は前の試験の点数もわずかに引き継がれますが、ほぼ無視できるほどの点数です。

面接の倍率のほうが高いため、筆記試験よりも重要といえるかもしれません。

面接当日の流れ

まず、試験会場に早めに着きましょう。皆が同じ控え室に集められ、早い番号の人から順に呼ばれて面接部屋に入ることになります。大人数の場合は集合時間が区切られているかもしれません。

1回目の面接が終わり、同じ日に2回目がある場合はすこし待機してからまた別部屋に呼ばれます。

大体長くても1回30~40分ですから半日で終わりますが、同日に小論文や集団面接が実施されることもあるでしょう。

ちなみに、面接で必要になる面接カード(超大事!)は、事前に郵送するパターンと当日提出するパターンがあります。詳しくは↓の記事で解説しました。

面接官は普通の職員です

ひとつ押さえておいてほしいのは、面接官はプロではなく、ただの自治体職員であるということです。

どんな人たちかと言うと、人事課の職員たちや、局長級、部長級、課長級の職員が動員されています。

例えば、私の元上司だった課長補佐が面接官に抜擢(?)されて、面接試験前に研修を受けて、面接官としての作法やコンピテンシー評価の仕方などを学んでいたようです。

カミノ
カミノ

仕事がイマイチな補佐だったので大丈夫かな?と心配したものです(;^ω^)

ということで、職員側も結構緊張してたりするので、受験生の皆さんもあまり緊張しすぎずに、リラックスして臨みましょう。

面接に合格するために

面接に合格するための私なりのポイントを説明します。

入退室のマナー

まずは入退室のマナーからです。

マナーなんて失礼がないように丁寧に行動していれば特段問題ないんですけど、一応簡単にご紹介しておきますね。

コロナ禍では、扉ノックからの「失礼いたします」は禁止にされていることがあります。退室時も同様。発言するのは、パーテーションなどが設置されている椅子のところだけということです。

面接の前に案内があるので必ず従ってくださいm(__)m

↓通常時のマナー

入室時には、ドアの前に立ち、聞こえるようにノックを3回します。来ましたよの合図ですから、2回でも4回でも問題ありません。

「どうぞお入りください」とか言われるので、入室し、「失礼いたします」とぺこりします。

椅子の前に進み「○○と申します。よろしくお願いします」と言ってお辞儀をしたら、「お座りください」と言われるのでゆっくりどこかのご令嬢かな?というくらい上品に座ります。

その後は面接官の指示通りに質問に答えていくだけです。

退室時は、上品に立ち上がり「ありがとうございました」と一礼し、ドアの前で「失礼いたします」とまたぺこりして退室します。ドアを閉める時も気持ちぺこりします。

話を聞くとき、話すときの態度は大切

個人的に、姿勢や態度は超大事だと思っています。

何百人も受験者を見てきている面接官なら話す素振りで、優秀な人材か、誠実な人間か、ある程度わかるのではないかなと思います。

まず、姿勢です。背筋を伸ばして座り、手をリラックスして膝の上に置きます。猫背の人も背筋を伸ばす練習をして意識して伸ばしましょう。面接試験で姿勢すら正せない人(=周囲からの目を気にしない人)が、しっかり和を保ちながら仕事をできるとは考えにくいからです。

目を見て、話を聞きます。目を見ると緊張しちゃうときは鼻を凝視します。

カミノ
カミノ

目はキラキラさせておきましょう。熱意アピールです。


話すときの態度も大切。

同じように背筋を伸ばして、聞こえやすい声量で、ゆっくり話します。手振りなども交えるとGOOD。

表情は真剣かつおだやかな顔を保ちましょう(どんな顔だよ)。面接官は緊張をほぐそうとやたらと褒めてきたりしますので、そんなときは「ココが勝負どころや!」とばかりに笑顔で対応します。

考えさせる質問が来たときは、「すいません、考える時間をいただいてもよろしいでしょうか?」とか言って、考えるアピールをします(実際に考えます)。

例えば、私の時は「子供たちと交流する機会が多かった」という話になったときに、面接官から「子供たちと交流するときに気を付けていたことは何ですか?」みたいな質問が来ました。用意していなかったし、即答はできません。10~20秒考える時間をもらい「子供たちと同じ目線になるようにしゃがみこんで話すようにしていました。子供たちと同じ高さで周りを見ることができますし、目線を合わせると話も通じやすくなります。」みたいなことを回答しました。

回答に100%正解はありませんが、受験者がどれくらい真剣に活動していたのか、何を考えていたのかを面接官は知りたいので、必要なときは「考える時間をください」と言いましょう。

カミノ
カミノ

自分の体験ですから「実際にどうだったかな~」と考えれば答えが出てきます。

面接カードを充実させる

具体的に話す内容については、面接カードを書く段階で詰めておきましょう。

面接カードについてはこちらの記事で解説しています。具体的に記入例も書いてますので、参考にしてください٩(ˊᗜˋ*)و

面接に一番必要なものは「演技力」です。自分を演出し、他者より優れていて、必要な人材であることをアピールしなければいけません。

面接カードはその演技の舞台を設定するものですから、なるべく詳しく舞台をととのえておき、自由自在に演技できるようにしておきましょう。

 
また、自治体を分析するために、よく「総合計画」を読むことを薦めている本やネット記事がありますが、総合計画は非常に抽象的な書き方がされていますし、市役所独自の色がわかりません。私は「都市計画マスタープラン」を読むことをおすすめします。地図がいっぱい載ってるので分かりやすいですよ٩(ˊᗜˋ*)و

詳しくはこちらの記事で解説しています。

カミノ
カミノ

土木職は必読!!

おわりに

面接試験について、合格のポイントを解説しました。

読んでみるとごく当たり前のことしか書いてないですよね(;´・ω・)

つまり、とくに土木職は当たり前のことをやっていれば合格できるのです。学生時代から丁寧に暮らしていれば面接本番では「あなたの人となり」がまっすぐ伝わるはずです。

また、民間の就職試験も考えてる人はこちらの記事も読んでみてください。とても役に立つはずです。

緊張しすぎる人は、何度も練習をして、想定内の質問を増やしておきましょう。

そして、意外な質問が来ても用意してきたものをツギハギして回答しましょう。

皆様の受験に役立てれば幸いです。

では今日はこのあたりで。

またぬん(*’ω’*)ノ

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