筆記試験の意義について考える

エッセイ

こんにちは。公務員ブロガーのカミノです。

公務員の採用試験と言えば、必ず筆記試験がありますよね。

リクルートの就職白書によると、民間企業でも90%以上の企業が「適性検査・筆記試験」という名目でペーパー試験を実施しています。

では、なぜ筆記試験を実施するのでしょうか。

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筆記試験の種類

筆記試験は言ってしまえば、知識力と論理力を見る試験です。これは周知の事実でしょう。

筆記試験にはいくつかの種類があります。

出典元『doda』採用筆記試験の実施率、試験内容は?

①「性格適性検査」とは、行動、志向、情緒などを把握するための検査で、人物の特徴の理解、職務や職場との適合性を評価する試験です。

②「能力適性検査」は、知的能力や作業能力を測定する検査で、語彙や文章理解能力、数的処理能力(計算能力)、論理的推理能力などを測定する試験です。

③「専門能力試験」は、職種に必要な専門的知識を問う試験で、技術職でよく実施されるものです。土木分野でも専門試験がありますが、市町村では準備のコスパが悪いのか、実施しないところもあります。

④「論文」は文章での説明能力が求められる職種で実施される機会が多く、専門的なスキルや知識を判断するものです。

民間企業では①性格適性検査をWEB試験で実施したりすると思いますが、地方公務員の場合は、試験会場で簡単な30問とかに回答します。あからさまに頭がおかしい人だけを省くテストなので対策不要です。私も受けた気がしますが忘れました。あれ?運転免許の時かな?

主に②能力適性検査と③専門能力試験と④論文が筆記試験として実施されます。

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筆記試験の目的

能力検査はそれらしいことを並べてますが、実情は、学力を見る試験です。どれだけ知識力、論理力があるかを定量的に測ります。

これが筆記試験の一つの目的です。

でも、私はこれだけが目的ではないと思っています。

だって、知識力は後から研修で身につければよくないですか?

筆記試験がなくてもいんじゃないの?

筆記試験をなくしてみる仮定を考えてみます。

面接は必要ですよね。極端な話、例えば面接で小さな課題を与えたときの解決策を問えば、論理力・説明能力を推し量れると思うので。

知識力については、採用してからそれぞれの職場で必要な実務知識を学ぶ研修会をおこなえば十分だと思います。公務員に事前知識なんて必要ありませんし、実際異動を繰り返しても仕事しながら実務を覚えて、それで仕事しています。大学でコンクリート工学を学んでも公務員として働く頃には「コンクリート?なんだっけそれ?」ってくらい知識が抜け落ちています。

採用されてからは、常に勉強していかなければ仕事は回せません。

つまり、ココを筆記試験では検査しているのです。

筆記試験の意義

「あなたは継続して、自分で調べて勉強できる人間ですか?」

これは元々狙っている目的では無いんでしょうけど、事実上これが筆記試験の意義だと私は思います。

公務員試験に限らず、資格試験でもそうですね。特に国家資格である、医師免許、司法試験、公認会計士試験等は難関試験として有名ですが、専門課程を卒業すれば、専門の仕事が出来そうなもんですけど、なぜわざわざ面倒な筆記試験を実施するのかというと、常に勉強を続けていかなければいけない職種だからです。

学力があるからといって、最新の医療事情を全く知らないお医者さんとか掛かりたくないでしょ?

ちなみに、その副次的な効果として、コネ採用ができなくなります。筆記試験をパスしないと面接にたどり着けないですからね。職員や議員の親族だとしても筆記試験だけは理論上贔屓がなく、無能な人材を登用しなくて済みますね。

ですから、公務員試験の勉強していて、なんでこんなの勉強しなきゃいけないんだよと思う分野があるかもしれませんが、それは試験であなたが継続して勉強できる人なのかを見ているから、勉強するしかないんです。

採用されてからも学び続ける日々・・・

このことを理解していないと、試験に合格して、無事に公務員になれたとしてもそこから苦労します。

特に1年目は、全くわからないことだらけなのに、教育係がろくに教えてくれないことも多いんです。2年目、3年目となっても実務に慣れただろ?ということで新しい仕事をどんどん振られますし、新しいことを学び続けないと自分一人で判断すらできず仕事を片付けられなくなります。

そして、はっきり言えば、勉強しない人間は迷惑です。誰かに質問ばっかりしてるオッサンとかたまにいますけど、書庫に行くとかネット検索すらしない人間は組織にとってマイナスなので、そこは重々気を付けましょう。

年齢を重ねても異動はありますし、役職が上になると、重責ある決断を下さなきゃいけない機会も増えます。そのほかにも、例えば私の上司ですと、弁護士とやりあうこともありました。弁護士に「そこは違うだろ。変えろ」と言うのです。職種が違うだけでどちらも専門家です。行政職の公務員にはそれくらい勉強量が要ります。

ということで、脅かしのようになってしまいましたが、

今から受験を控えている公務員志望の方々、日々継続して勉強する習慣を身につけましょう。

ただし、ダラダラと勉強時間だけを積み上げていくのも間違いですので。

集中して、毎朝30分勉強するとか、寝る前に本を読むとか。早い時期にはそういう習慣で良いと思います。

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筆記試験がない自治体は存在する?

おまけとして、筆記試験がない自治体を調べてみました。

結論から言うと、

筆記試験がない自治体は存在します。

例えば、大阪府の守口市は「筆記試験は総合適性検査のみ」となっており、適性検査は対策不要のものなので、いわゆる受験勉強が必要な筆記試験はありません。

一つ見つかれば、他にもあるかもと思ってしまいます。

筆記試験として、民間企業のように知能試験(SPI)を取り入れ、面接の前にフィルターを掛けている自治体も多くあります。地方上級以外の市町村ですね。

知能試験ならば、地頭の良さをより正確に測定できるし、採用後の業務評価との相関性はかなり高いとされているので、もうSPIでよくないですか?とも思うのですが、やはり前述のとおりの理由でちょっと無駄が多い筆記試験も実施されるわけです。

実は、教養試験を廃止した自治体などもあるようです。コロナでスケジュールもぐちゃぐちゃになってますし、公務員志望も近年減ってきてるし、コロナを機に、今後は生存競争として民間企業を意識した採用試験をおこなう自治体も増えるかもしれませんね。

おまけな話でした。

では、具体的な公務員試験対策は今後書いていきます。

ありがとうございました~。

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