出来形と出来高の違い

土木全般

こんにちは、土木公務員ブロガーのカミノです。

「出来形」と「出来高」という土木・建築用語ありますよね。

よく似ている言葉ですが、この2つは意味が異なります。

ここでは「出来形」と「出来高」の違いについて解説します。

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出来形とは

出来形(できがた)とは、工事施工が完了した部分のことです。「出来形部分」ともいいます。

土木構造物が完成していなくても、目的物を造るための掘削や基礎工が完了していれば、その部分のことを「出来形」と言います。

土木工事では、工事完成後だけでなく、出来上がった部分をその都度、規格基準を満たしているかチェックして記録に残しています。

よく黒板を持って写真を撮っているアレですね。

このように、発注者の仕様通りに、形状寸法の規格基準を満たしているかチェックしながら施工管理していくことを「出来形管理」といいます。また、確認することを「出来形確認」や「出来形検測」と呼んだりします。

また、特に重要な工種や、完成後には確認できなくなってしまう部分は、発注者である監督職員が立会い、仕様通りに施工できているか検査をします。これが「出来形検査」と呼ばれるものです。

出来形管理のようす(中央建設協同組合サイトより)

カミノ
カミノ

自治体によって呼び方が違うかもしれません。

出来高とは

出来高(できだか)とは、出来形を金額に換算したものをいいます。つまり、請負代金のうち、工事施工が完了した部分の金額ということです。

カミノ
カミノ

出来高は「株式の売買された数量」という意味もあります。お金のことですね。

本来は、目的物が完成した後に、受注者から発注者へ目的物を引き渡し、その代わりに請負代金を支払ってもらいます。しかし、建設工事は仕事の期間が長く金額も大きいことから、「前金払い制度」と「中間前金払い制度」で、工事の準備中にも請負代金の一部を支払ってもらうことができるようになっています。

最初にお金をもらえないと、元請は毎月作業員へ給料を支給できないですし、材料も買えません。

さらに、前金払いとは別に、「出来形部分に対する支払」いわゆる「出来高払い(中間払い)」についても認められています。こちらの場合は、出来形を検査し、出来形数量を算出して、支払金額を積算する必要があります。

このときの検査を「出来高検査」もしくは「中間検査」といいます。

インフレスライドにより、基準日までの出来形を検査して、出来形数量から出来高を計算することもあります。「出来高払い(中間払い)」と同じような作業ですね。

カミノ
カミノ

発注者としては、少し面倒くさい作業です(;´・ω・)

でも資金繰りは大事ですからできるだけ早く対応しましょう。

「出来形検査」と「出来高検査」。これらも一見似ている用語ですよね。

意味はまったく違うので注意してくださいね。

 
 
ということで、出来形と出来高の違いについて解説しました。

建設工事ならではの用語ですよね。

たまに間違って使ってる人を見かけますので、しっかり理解しておきましょう。

では、今日はこのあたりで。

またぬん(*’ω’*)ノ

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