余裕の法則

エッセイ

こんにちは。公務員ブロガーのカミノです。

今日は、私が大事にしている考え方の一つをご紹介します。

余裕を持つことにより物理的、肉体的、精神的に楽になる方法です。

生きづらい世の中になってしまった“今”を生きるにはとても大切なことだと思います。

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余裕の法則とは?

実は、余裕の法則という言葉はありません。
たまたま、とあるブログで印象深い記事を読んだので今回書いてみることにした次第です。

試しに「余裕の法則」でググってみると、一つだけヒットします。

これが、ピアノ関係の仕事をされているマロニエ君さんのブログです。



マロニエ君さんは、私と同じように長文を書きがちなブロガーのようですね。初めの方だけを読んでもらえたらいいかなと思います。(後半はマロニエ君さんの愚痴)

興味深いことが書いてあります。

ひとことでいうと、経験的に上級の技術を正しく持ち、自分に一定の自信が持てる人は、何事にも余裕があり、ガツガツしたところが無い、もしくはそのようなマイナス面が非常に少ない。こういう人は他者のことを気軽に良く褒めるものだ。間違ってもお手盛りの自慢話などせず、そういうことをする人間の見苦しさをよくご存じだ。余裕や自信のある人は褒め方にも自然さと素直さがある。


よく分析されているなと感心しました。

自信が余裕を生む。

余裕や自信をもつことで他者を褒めることができる。

褒められた人は自信をつけ、その好影響の輪はさらに広がっていくでしょう。
自信をつけるには経験が必要ですね。真摯に仕事に向き合い、知識と経験を蓄えるしかありません。

さて、私も“余裕”について考えていることがあります。

マロニエ君さんは自信が精神的な余裕を生み出すという分析でした。それは当然そうでしょう。私は少し違っていて、余裕を恣意的に作りだす方法です。

考えた結果、持論というか方法論を2つ導き出しました。

今日はその2つを具体的にご紹介したいと思います。

スペースを無理やり空ける

具体的な話になります。

物理的にスペースを1個空ける。という方法です。

“デスクや本棚・引き出しを整理して綺麗にすること”は、世間一般的にも大事なことだし、仕事を効率良くするための手段だと思います。確かにそうなのですが、私の場合はもう少し違う角度からアプローチします。

例えば、キャビネットを1段空ける。

デスク上の本立てを1区切り、何も置かない。

沢山引き出しがあるなら、1個空ける。

簡単な方法でしょ~?

私は自宅の本棚でも実践してます。

私の部屋の棚

こんな感じで昔ながらのカラーボックスを使っているのですが、強制的に1つスペースを空けています。(本とかは気にしないでください。)

なぜかこれだけで、部屋が綺麗に整理整頓されている気がするのです。

理由はわかりません。なぜか、そういう効果があるのです。謎です。

スペースがあると埋めたくなると思いますが、必ず1つだけ空けてみる。そうすると、自然と他のスペースも整理されていますね。

職場の本棚とデスクの引き出しでも、実践してるんですが、やはり他のところも綺麗になりますし、同僚も周辺を汚さなくなりました。

心に余裕が出てくるってことですかね。

実際、1つ空けるとなると、かなり無駄なものを捨てなきゃいけないし、整理整頓のハードルは高いです。それを乗り切ると、あとは片付いた状態を続けやすいということでしょうか。

何もしない時間を作る

これはたまに言われている話ですね。

今は余暇を埋める時代になってしまいました。スマホという革新的な道具を手に入れたことにより、空いた時間に何かしていないと「損している」「もったいない」という気分になってしまいます。ネットニュースを読んだり、LINEをしたり、YouTubeを見たり。とにかく無意識に余暇を潰しています。

このことが、言い表せない閉塞感を作っているのではないかなと、私は思います。これを続けていると心が解放されずに目に見えない病気になってしまいます。

もっと何もしない時間をつくる

例えば、朝早く職場に行って、ボーっとする。家に帰ってきてから、テレビもつけず、スマホも手に取らず、ソファに座ってボーっとする。庭やベランダに出て外を眺めながらボーっとする。

そんな何もしない時間が大切なんじゃないかなと思います。

私は職場に早めに着いてからボーっとしてます。最近はTwitterを見てますけど(笑)

昔、百姓さんは朝、自分の田畑に着いたらまず煙草を一服したといいます。何をするでもなく自分の田畑の前で煙草を吸うのです。

その時間は、今日あれしようかなとか実は考え事をしているかもしれませんし、仕事モードへの切り替えの時間だったのかもしれません。

でもゆったりと考え事をする時間というのは、何もしない時間の延長なのです。

心をリラックスさせて、頭の整理をする時間。

土木の偉人も実践していた!?

土木の偉人に八田與一という方がいます。台湾で灌漑事業を大成して多くの方に尊敬される日本人なんですが。(台湾の教科書にも載ってます!)

台湾の人たちは彼に感謝の意を表すため銅像を建造しました。彼がよく現場でしていた「考え事をしている姿」をかたどっています。

八田與一像

彼は高台の上から工事予定地を見渡しながら、次にどうするか思案を重ねていたと言われています。

私は、八田與一はボーっとしていたのではないかと思います(笑)大変失礼ですが(⊙ө⊙)

現場を眺めながらボーっとする。そこで物事を考える余裕も出てくると思うのです。彼はその大切さを知っていたからこそ、高台に座り込んで頭をポリポリかく時間を作っていたと思います。

今は余暇を潰してしまう時代です。煙草休憩をのんびりとることもできません。

大事なのは、意識してその時間を作ることです。

何もしない時間、何もしないからこそ、考える余裕が出てくる。これに関しては、効率云々を言いたくないし、論理的に説明できない話です。

でも、今回ご紹介したこの2つの方法は、人の心・体に良いと断言できます。

感覚的な話です。

生きづらい世の中になっていますが、生きなきゃいけない。余裕がないなら作ればいいじゃない。自分で出来る生きやすくする方法を模索していきたいと私は思います。

カミノ
カミノ

ボーっとするのは禅の心でしょうか。
仕事・遊び・何もしない。
メリハリが大事ですね。

では今日はこのあたりで、失礼します。

最後までお読みいただきありがとうございます。

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