こんにちは、土木公務員ブロガーのカミノです。
ここでは気象予報士試験の勉強で使った教材やサイトなどについて紹介したいと思います。
合格体験記はこちら↓の記事をどうぞ
使用した書籍
私は参考書・問題集・雲の図鑑を1冊ずつと、公式解説本を3冊買いました。それぞれご紹介しておきます。ノートは最終的に写真のように小さめのB5判が2冊になりました(A4は持ち運びに不便)。iPadで読むことがメインだったので少なかったですね。
ユーキャンの気象予報士入門テキスト
まず参考書(以下テキストと呼びます)ですが、テキストは教えを乞う師であり、苦楽を共にする友でもある大切な存在です。勉強する上で絶大なる信頼を置くため、また時間節約のため、個人的にはなるべく1冊だけを使うのが良いと思います。もちろんテキストによって書いてある内容が若干違いますので複数使うことも悪くはないと思いますが…。
受験生のあいだでは「らくらく突破かんたん合格」シリーズ、通称“らくらく”が人気ですが、本屋で見てみたところ初版から10年以上経っており改訂されていなかったので私は買う気になりませんでした…。とくに専門知識は日々技術が進歩していて情報が古くなってる可能性がありますからね。あと、一般・専門・実技でそれぞれ別冊になってるのも個人的には嫌でした。それだけ解説が丁寧(?)だから支持されているんでしょうけど…。
同じ本棚のなかで物色したところ、ユーキャンの「気象予報士入門テキストきほんのき」という本が良さそうでしたのでこちらを購入しました!
2021年初版の新しい本で、解説ページも見やすくて、サイズも私好みのコンパクトさ(A5判)で、なんと一般・専門・実技が全部網羅されています!!すごすぎる!(*‘∀‘)
それでは内容が薄いのでは?と思うかもしれませんが、ぶっちゃけ資格試験って過去問で傾向と対策を練るのが基本ですから、参考書に求めるのは知識の詰め込みだけです。その点、必須キーワードはしっかり載ってそうでしたし、足りなければ余白に書き足せばいいので問題ないと判断しました。実際これだけで合格したし。
「この本好きだな」という直感が一番大切だと思います!
なお、まだあまり増刷されていない本なので、お手持ちの本の致命的な誤植が訂正されていない可能性があります。必ず↓の追補を見て修正してください。
法改正・追録情報一覧-ユーキャンの本【ユーキャン】 (u-can.co.jp)
私は隅から隅まで使い倒したので、これ以外にも誤植を見つけました(笑)
こちら↓が発表されていない誤植です。
場所 | 誤 | 正 | 説明 |
---|---|---|---|
P140 下から五行目 | 水象とは、~~降水及び海洋の諸現象をいう。 | 水象とは、~~陸水及び海洋の諸現象をいう。 | 気象業務法の条文を間違えている重大な誤植です。過去に出題されたこともありますので正しい条文を覚えましょう。 |
P246 P15(カラー図)図69-1 | 台風情報(24時間先までの予報) | 台風情報(5日先までの予報) | 凡ミスですね。 |
P190~P209 右端インデックス | 第2節 気象観測の実際 | 第2節 天気予報の実際 | こんなどうでもいい所に気づいたのは私だけ? |
P204中段、P289中段 | 500hPa気温、700hPa湿数解析図(予想図) | 500hPa気温、700hPa湿数予想図 | 私が知る限り解析図はないはずです。500hPa気温、700hPa湿数の天気図とは、一般にはFXFE5782,5784,577の上図だと思います。 |
誤植を見つけるぐらい読みましょう。
気象予報士試験 精選問題集
精選問題集は定番かもしれませんね。とりあえず過去問は必要でしょって思って最初に買いました。問題が分野ごとにずらーっと載ってて、「精選」と言ってるくらいなので良問が多いようですが、そのため古い問題もあります。
解説は正直微妙でした。イメージで掴みたいタイプの私には図表がないのは痛かったです。
過去問解説はめざてんが充実しているのであまり書籍は必要ないかもしれませんが、タブレット端末を持ってないとか、ネットよりも本が良いなーって人にはオススメできます。ちなみに、サイズ感が先述のユーキャンの本と一緒でカバーデザインも可愛いですよ(*’ω’*)
世界でいちばん素敵な雲の教室
参考書とはべつに、雲の種類、とくに十種雲形を判別したかったので、雲の種類が多く載ってる本を探しました。図鑑系のほうが充実してそうでしたが、どうして図鑑ってサイズ・形が変なのでしょう?なるべくA5判がよかったのでこちらを購入しました。サイズにこだわりがなければ、雲に関する図鑑のほうが写真とか説明が充実してるのでオススメだと思います。
著者の荒木健太郎さんは気象庁気象研究所にお勤めの気象予報士でして、映画「天気の子」を監修したことでも知られる業界の有名人ですね。荒木さんの著書は沢山ありまして、どれを買っていいのか分かりませんが(同じような本がたくさんある…)「世界でいちばん素敵な雲の教室」はロマンチックな雰囲気で好奇心をそそられる本だと思います。勉強の息抜きにちょうどいいかもしれません。
全編カラーですよ。
気象予報士試験 問題と解説
実技試験の勉強をやっているときに、本物の解説が読みたい!と思って試験1か月前に急遽「気象予報士試験 問題と解説」を買いました。これは試験を行っている一般財団法人気象業務支援センターが公式に出している試験解説本です。
普通の書店には置いてありませんので、存在を知らない人もいるかも?
津村書店で購入して、振り込んでから2日後に3冊をまとめてレターパックプラスで届けてもらいました。1冊1760円しますが、正真正銘の公式見解・参考文献・引用サイトのページなどを知ることができるのはそれだけの価値があると思います。
なお、似たような名前の「気象予報士試験 模範解答と解説」もあって間違えやすいので注意してください!そちらは非公式だと思います。
時間に余裕があるなら5回分くらい買ってもいいと思います。
参考にしたウェブサイト
次に参考にしたサイト(HP)をざっくりと紹介していきます。
まず、気象庁のサイトは必須です。
「え!?そんなとこから出る!?」みたいなところからも出題されるので隅々まで読んでおいてください。気象予報士試験では、「気象庁HPに載ってる=絶対に正しい事」と思ってもらっていいかと思います。
めざてんサイト | 気象予報士の受験勉強には『過去問研究』が一番 (kishoyohoshi.com)
めざてんは言うまでもない受験生のための必須サイトです。過去問が充実していますし、その他雑記系も参考になります。メルマガを登録してる人も多いみたいですが、私はしませんでした。
気象予報士の実技試験に役立つ情報 (kishounomoto.com)
実技試験において必ず押さえておくべき気象ロジックから、試験に出やすい分野をピンポイント分析したものまで、どの記事も大変参考になりました。旧ブログと新ブログがありますが、私は新ブログのほうはすべて読んだと思います。
気象予報士試験についていろんな視点から解説されています。合格したときの答案も公開してくれているのは貴重ですね(*´ω`*)
小技集が地味に役に立ちました。こういったテクニックや足跡を紹介してくれるのはありがたいですね。
以上で、私が使用した教材やサイトの紹介を終わります。
参考になりましたら幸いです。
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