なぜ私は気象予報士試験を受験したのか?

気象予報士

こんにちは、土木公務員ブロガーのカミノです。

先日、気象予報士試験を受験してきました。令和4年第1回試験(通算58回)です。

実技を捨ててたので一発合格はムリでしたが、学科を合格できれば次に持ち越すことができるので1月の試験での突破を目指します!

ここでは、そもそもなぜ気象予報士になろうと思ったのか、あまり知られていない気象予報士のこと、試験を受けた感想などを書きたいと思います。

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気象予報士試験とは?

ざっくり気象予報士と試験について説明しますと、

気象予報士は国家資格でして、試験に合格し気象庁長官の登録を受けると晴れて気象予報士になることができます。

気象予報士試験の概要

試験日:
8月、1月の年2回

受験条件:
なし(誰でも受験可)

受験料:
9,400円~11,400円

試験方式:
学科一般…マークシート方式(60分)
学科専門…マークシート方式(60分)
実技試験…記述方式(75分×2)

合格基準:
7割正答

合格率:
5%前後

 
概要はざっとこんな感じ。

合格率は5%前後ですから難関資格として知られています。実際のところ2000~3000人が受験して合格者は150人くらいですね。

気象予報士を目指した理由

さて、令和4年の春にいきなり「ヨシ!気象予報士試験受けよう!」と考えて8月に受験したわけですが、

その理由は、なんとなくです。

いや、カッコイイじゃないですか。

気象予報士資格を持ってるお天気キャスター✨に憧れてたんです(*‘∀‘) 転職するつもりはありませんが…。

しいて理由を挙げるとすれば、まったく知らない分野で、土木とは少し違うけど少し通じるみたいな分野を学んでみたかったこと。その他にも、勉強キライな自分を鍛えるために勉強習慣をつけようかなと。そして、一番の理由は、人間が作り出したルールや技術や倫理ではなく普遍的な事象を勉強したかったことでしょうか。他の技術系の資格よりも気象予報士の方が万物の理を学べるかなと思ったのです。

こういった理由で、ジャンル・難易度共に「気象予報士」が丁度よかったわけですね。

正しく言うと、資格とりたい→勉強ではなく、勉強→ついでに資格という思考の流れでしたが。

そして、育休中にチャレンジすることになってしまったんですけど、逆に育休明けて職場復帰したら絶対試験勉強なんてできないと思ったので、無理を承知で今の時期に挑戦することにしました。実際、育児との兼ね合いで思ったように勉強時間をとることはできませんでした…。サポートしてくれた夫とお利口さんにしてくれた娘ちゃんには深く感謝しています。

カミノ
カミノ

勢いが大事!

合格率5%って実際合格できるんかいな?

5%という合格率はかなりビビりますよね。

試験慣れしている方からすると「ふーん、まあ対策しっかりやれば数回受験すれば受かるっしょ」って感じかもしれませんが、実際そうです、受かります。まだ不合格なので説得力ゼロですが(笑)

この5%というのを分析してみると、気象予報士試験の特徴として「誰でも何歳からでも何度でも受けられる」というのがポイントかなぁと思います。つまり、とりあえず気象予報士イイよね~と思った私のような人間が気軽に受けることができるのです。しかも年2回あるのでとりあえず申し込んで学科だけでも通ればラッキーみたいな。合格体験記が本屋に並んでいたのでパラパラと見てみましたがテレビ局のキャスターさんとか5~8回受験してる人もザラみたいです。

ちなみに、学科を合格できたら1年間(試験2回分)合格を持ち越せるので、例えば、「学科一般」を合格したら次回試験は「学科一般」は免除となり、合格率が上がります。実技は学科をクリアしないと採点されません。

絶対的に学科と実技では勉強方法が違うので、社会人には3つとも満遍なく勉強する時間はとれないのです。(過去問を10年分やるだけでも相当な時間が…。)ということで、学科を2科目ともクリアしてから実技だけに集中する戦略が王道となっています。その戦略の有効性は、合格者数で確認することができます。公式には免除者の人数などは発表されていませんが、受験番号から科目免除を知ることができるので、それで分析すると合格者のうち50%以上が「2科目免除」の人たちです( ゚Д゚)

合格率も「免除なし」は合格率1%、「1科目免除」は合格率8%、「2科目免除」は合格率22%くらいまで上がります。

私は一般を落としてしまったかもしれないので、

第58回 一般× 専門○ 実技×
第59回 一般○ 専門- 実技○

を目指して頑張ります!!

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気象学、気象業務を勉強してみて

気象、面白いです。

皆さん、前線の成り立ちとか分かりますか?中学校の理科で習いましたよね。

前線の種類 お天気.comより

↑の天気図のように、日本の上空では温帯低気圧の南東に温暖前線があり、それより西に寒冷前線ができます。この形は絶対なんです。そして低気圧自体は東へ進んで、前線は寒冷前線が温暖前線に追いつき閉塞前線となり消えていきます。

まあ、このようなことをひらすら勉強します。

ちょっと難しい理屈もあったりするのですが、地球規模で普遍的な、私が死ぬまで変わらないであろう事象を学べることはすごく面白いと感じました。

と言いつつも、学科一般では4問は法令・規則についての問題なので、私が勉強したいのはこんなことじゃないんだけど…と気象業務支援センター(試験をしてるところ)への怒りを抑えながら勉強をすることになりました( ゚Д゚)

気象予報士の時代がくるかも

近年は、激甚災害や小規模のゲリラ豪雨も増えてきて、防災支援のために気象庁が地方自治体に気象予報士を派遣する事業が始まったり、気象予報士が各自治体で講演やワークショップを行うなど活躍の場が広がってます。

試験の勉強を機に、そのような気象予報士の仕事についても少し調べてみたりしたのですが、

これから先は気象予報士の時代がくるのでは?

と思えるくらい日本では気象と何かを結びつける余白がたくさんあるし、もちろん災害も多いので気象予報士が必要とされてる気がしますね。

気象予想は気象予報士だけができる

ちなみに、公に気象を予想したものを発表するためには気象業務の許可が必要です。

そして予想することは気象予報士がしなければならない業務です。ただし、予想されたものを発表することは資格を持っていないキャスターでも構いません。

予報業務を行うためのガイドブック(気象庁)

例えば、気象庁から提供されている天気図を見て、一般人が東京都渋谷区の天気予報を独自で行い、Twitterで発表することはアウトです。まず気象業務の許可が必要ですし、現象の予想は気象予報士にだけ許された業務なので二重でアウトなのです。

そんな理由で、気象予報士は業務独占資格なので価値が高いと思います( ゚Д゚)

許可事業者を調べてみると面白い

ちなみに、気象・波浪の予報許可事業者は全国で83者いるそうで、テレビ局や気象会社が多いのですが、行政では日立市(天気相談所)や広島市(江波山気象館)や国立研究開発法人も許可を得ています。

予報業務許可事業者 – Wikipedia

また、地象も含めると土木のゼネコンやコンサルも許可を持ってたりして、とくにいであ(株)は元々気象情報を提供する会社で創業したらしく歴史は相当古いようです。今では健康 天気予報 バイオウェザーサービスという商品を提供していますね。

いや~許可事業者についても調べてみると驚くことばかりです(*´ω`*)

カミノ
カミノ

受験者がほとんどおじさんとおじいちゃんだったのも驚きました。

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おわりに

気象学の知識だけでなく、世の中の新しいことを知ることができるのは気象予報士に挑戦すると決めたから。

現在放送中の「NICE FLIGHT!」というドラマでSnow Manの阿部亮平さんが気象予報士資格をもつ管制官の役柄を演じていますが、なんと本人も気象予報士を持ってるらしい( ゚Д゚)すごッ!!クイズ番組とかによく出てるらしいけど観ないので知らなかった…。

阿部さんはインタビューの中で「気象用語もたくさん出てきますが、それは誰よりも理解できると思う。気象予報士の知識がドラマの仕事に結びつくなんて、本当に奇跡だと思いました。」とおっしゃってます。

人生何があるかわかりませんね。

皆さんも興味が出てきましたら私と一緒に1月の試験を受けませんか?

ちなみに使ってる参考書はコレです。まだ無名ですが令和3年9月初版の素晴らしい本です。↓

おすすめの参考書や勉強法は合格できたら書こうと思います。

よろしくお願いします。

では今日はこのあたりで。

またぬん(*’ω’*)ノ

コメント

  1. 秋元 より:

    私も県で働いている土木公務員です。56回から受けてこの前の58回で実技だけでしたが多分ダメなので、59回で学科一般と実技を受けて合格目指します。同じ境遇としてがんばりましょ。おなじ年齢くらいですし。

  2. へっぽこ代理人 より:

    え、受かった人がアドバイスするならまだしも受かってもないのにこれ書いてるんですか?
    失礼ですけど、自己顕示欲がかなり強いですね。
    文章の端々から上から目線というか高飛車な人だなぁと感じます。周りから言われませんか?

    • へっぽこ代理人さん、
      受かってもないのに書けるのがブログのいいとこですよ!何を書いてもいいのです。
      自己顕示欲はめっちゃ強い方ですが、ネットだけでリアルでは隠してます笑

  3. 秋元 より:

    公務員で自らブログで配信までしてるの素晴らしいです。ぜひ続けてほしいです。気象予報士の勉強精神的にきついですが、頑張りましょう。

  4. かつお より:

    カミノさん、面白いブログですね。
    第58回気象予報士試験で検索して、いろんな人のブログを見てるうちに辿り着きました。
    私は2回目の受験で今回も落ちてそうなので、
    第59回に向けて頑張ろうとしている消防のおじさんです。
    受験生としてだけでなく、市役所職員としてもとても刺激を受けたのでコメントさせてもらいました。
    うちの職場にはカミノさんのような理知的な人はいないので、
    同じ公務員でもこうも違うんだなと新鮮な気持ちにもなりました。
    気象の知識もきっとあなたのまちの市民の幸せに繋がります。
    応援してます。

    • かつおさん、
      コメントありがとうございます。
      消防職員ながら気象予報士の勉強されてるのはスゴイですね。私も刺激になります。
      素敵な応援もありがとうございました。
      1~2回で受かるのは難しい試験と言われていますので大変ですが一緒に勉強頑張りましょう~(*’ω’*)

  5. 秋元 より:

    かつおさん、カミノさん、気象予報士試験頑張りましょう。今、学科一般の免除期間がこの前の試験で終わったので、改めて勉強しています。忘れてしまっているので勉強し直しです。

    • かつお より:

      秋元さん、カミノさん、第58回の結果はどうでしたか?
      私はやはり実技で落ちました( ;∀;)
      第59回でもダメだったら学科専門の免除が切れるので、次は崖っぷちのつもりで臨みます。
      実は私もイヤイヤ期の息子がいて、子育てしながらの勉強なので奥さんには余計な負担を強いている状態です。なので余計に早く合格してしまわないとと思っています。
      来年の3月には3人揃って桜を咲かせたいですね!

  6. りら より:

    土木系大学院の修士1年です。
    実は、私は第55回に気象予報士試験に合格したのですが、学生という比較的自由度の高い身分なのにもかかわらず5回もかかりました…育児という制約の中1回目の試験で1科目でも合格の見込みがあるとは本当に尊敬します!

    現在進路にも迷いが生じている時期で、女性でも活躍できて気象の知識を多少なりとも生かせそうなところはどこだと考えたところ、地方公務員に辿り着きました。

    やはり土木系ですと気象の知識があった方がお仕事上有利に感じるのでしょうか?
    気象の知識を持ちながら土木のフィールドで活躍するカミノさんを拝見したいです!

    • りらさん、
      学生もすること沢山ある中で合格するのは凄いと思いますよ!私は5回もチャレンジできません(;´・ω・)
      質問への回答ですが、気象の知識を土木行政に活かせるかと聞かれると、あまり活かせませんと答えます。日常生活で役に立つのと同程度だと思います。
      しいて言うなら防災を担当する部署(危機管理課・防災課などの名称です)で気象災害への対応などに使えるかもしれません。この部署の業務内容や勤務体制は特殊でして、気象注意報の発表の度に24時間体制になったりしますので、私は今のところ防災部署へ異動したくないので気象予報士を取得できても職場には報告しないつもりです…。
      進路にお悩みのようですが、女性土木技術者の進路として地方公務員はすごくお勧めできます。学べることはとても多いです。公務員でいろいろ見て回った後にどうしても気象専門の仕事がしたければそちら側の会社へ行ったり、気象予報士として行政アドバイザーのような仕事もありだと思います。もし公務員へ就職されるのでしたら、ぜひ役所の内部を見た後にいろいろと感想をお聞かせください(*’ω’*)

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