【株の基礎知識10選】株に興味が出てきたら読んでほしい社会人の常識

株式投資
カミノ
カミノ

こんにちは。株初級者のカミノです。

今日は株の基礎知識について、お話ししたいと思います。

株を始めてみたい気持ちはあるけどよくわからないなっていう人は是非読んでみてください。

初級者が執筆してますので間違い等あるかもしれません、ご了承ください。

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株の基礎知識10選

「そもそも株って何なの?」という疑問に対しては、前回の記事をご覧ください↓↓

前回の記事では、株の基礎知識や専門用語はほとんど解説しませんでしたので、今回は簡単にそこんところを解説していきたいと思います。

おさらいですが、株とは、会社が発行している企業のオーナー権利のことです。「株を買う」ということは、その企業に出資し、事業資金を提供していることを意味します。

しかし、実際に私たちが株を買おうとするとき普通は株を売りたい人から買うことになります。会社からではありません。

証券取引所

株の取引は証券取引所と呼ばれる株式市場で行われます。

証券取引所は、主に株式や債券の売買取引を行うための施設であり、資本主義経済における中心的な役割を果たしている。日本においては、金融商品取引法上の「金融商品取引所」の免許を受けなければ証券取引所としての業務を行えない。

Wikipedia

日本には東京・名古屋・札幌・福岡の4か所の証券取引所がありますが、東京証券取引所(東証)が最大規模の取引所で一般的には東証で取引を行うと思ってもらっていいです。

会社の株を証券取引所で自由に売買できるように登録することを「上場」と言いますが、東証に上場した会社の株は、東京証券取引所を介して投資家が売買できるようになります。

海外にも、ニューヨーク、NASDAQ(アメリカ)、ロンドン、ドイツ、上海など各国に証券取引所があり、世界中の投資家が取引を行うことができるようになってます。

東京証券取引所

東証には、東証1部、2部、マザーズ、JASDAQなどの市場があり、上場するには厳しい審査が必要です。

特に、東証1部は株主数・流通株式・総資産ともに文句なしの企業しか上場できませんから、東証1部上場というだけでブランド価値があるものとなっています。上場した会社は資金調達がさらに容易になり、知名度のアップにもつながります。

上場会社数は全体で約3600社で、東証1部には約2100社が上場しています。

東証自体も株式会社という形になっていまして、東証の株も買うことができますよ。

日経平均株価

ニュースで毎日、日経平均株価が流されてますよね。

日経平均株価って何なのでしょう?

Wikipedia先生~!お願いしま~す!

日経平均株価は、日本の株式市場の代表的な株価指標の一つ。単に日経平均日経225とも呼ばれる。東証第一部上場銘柄のうち取引が活発で流動性の高い225銘柄を、日本経済新聞社が選定し算出する。業種のバランスなども考慮しながら、定期的に見直される。株式分割などの際も連続性を保つようにしている。

Wikipedia

ということで、東証1部の代表的な225銘柄から算出する指標なんですね。

日本経済新聞社が独自に作ってる指標なんですが、あまりに有名なので日本経済を象徴するものとして経済統計にも使われています。

私はSBI証券アプリに225全ての銘柄を手作業で検索して登録しました(下の画像)。一覧で株価表示できて美しいですよ。特に成果はありませんでした。こんなことする暇あったらひとつの銘柄をとことん企業分析するほうが良いみたいです(´・_・`)

各分野からバランスよく選出されている、ということになってますが、たしかにそうなのですが、やはり株価はそれぞれ桁が違っていて、大きいものが指標への影響度は断然高いことになります。例えばユニクロ(ファーストリテイリング)は今見たら67,180円という馬鹿みたいな株価になっていますが、ユニクロが10%動くのと、500円の銘柄が10%動くのでは日経平均株価に与える影響が違いすぎるわけです。なので、政府としては不景気なニュースが出て株価が総崩れしても、日経平均を下げないように、ユニクロ等の影響度が高い株を政府・日銀が公的資金を投入し下支えしています。これはよく批判されていますね。

もう一つ余談を。任天堂は59,230円というこれまた高額な株価(なんとコロナ禍で株価1.5倍!)ですが、日経平均の銘柄には選定されていません。なぜかというと、任天堂を入れてしまうと日経平均が急に変動してしまうので入れ替えれないのだとか。世界に誇る大企業が代表銘柄じゃないというのは変な話ですよね。

東証株価指数(TOPIX)も同じような経済指標で、こちらは東証が算出しています。

カミノ
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よく株初心者は東証1部の銘柄、特に日経225を扱うことをお勧めされます。初心者でも聞いたことがある会社が多いですし、少し業績不振でもいきなり倒産することはないからです。

取引できる時間帯

東証・JASDAQは、前場(ぜんば)9:00-11:30 後場(ごば)12:30-15:00に取引を行うことができます。注文は24時間受け付けています。

9時のスタートを「寄り付き(よりつき)」、最後の15時を「大引け(おおびけ)」と呼びます。

この2つの時間帯、つまり、スタート直後と終了間際に大きく値動きが起こります。

9時~9時半までにめちゃくちゃ値が動きますから、1日の取引金額の大半がそこで行われている印象です。ベテラン投資家たちは前場だけ張り付いて午後は遊ぶという人たちも多いと聞きます。

公務員にとって株の開場時間は通常勤務時間とかぶっていますからガッツリ画面に張り付いてリアルタイムに取引を行うことは難しいです。9時に必ずトイレに行く人は株取引をしてると思ってください(笑)

基本的には事前に注文を入れておいて、スマホで値動きをチラッと確認して、問題なければ継続。問題あれば注文を修正して、タスクは終わりです。スマホで一瞬で出来ますから休憩と称して出来るレベルですよ。

このようにスマホで出来るといっても、短期売買は公務員には向いていません。公務員に限らず普通のサラリーマンでも本業が疎かになってしまうのは否めませんから、なるべく長期投資を行うほうがいいでしょう。私は最近株価の確認は1月に1回くらい気が向いたらしてるくらいです(´・ω・`)←これはアホ

時間外にできるPTS取引というものもありますので、普通の取引で慣れた人はやってみてもいいかもしれません。特定の証券会社内の人たちで私的に取引しちゃうというもので、難しい制度ではありません。

証券会社

証券取引所と混同してしまいがちですが、証券会社と証券取引所は全く別物です。

私たち投資家は直接証券取引所で売買できませんから、証券会社を仲介して売買を行います

どの証券会社を利用するかは自由です。

有名なところで言うと、5大証券という会社たちがいますよ。

  • 野村證券 (野村ホールディングス)
  • 大和証券 (大和証券グループ本社)
  • SMBC日興証券 (三井住友フィナンシャルグループ)
  • みずほ証券 (みずほフィナンシャルグループ)
  • 三菱UFJモルガン・スタンレー証券

一度は聞いたことがありますよね?他にも中堅証券会社は沢山あります。

近年はインターネット専業の証券会社も多くあります。

  • SBI証券 (SBIホールディングス) 
  • 楽天証券 (楽天)
  • マネックス証券(マネックスグループ)
  • 松井証券
  • auカブコム証券(三菱UFJフィナンシャル・グループ)

などがあります。支店営業等がありませんから、その分手数料が安めとなっています。

株式投資を今から始めるなら、間違いなくSBI証券楽天証券の2択です。
私はSBI証券を使っています。最大手でしっかり問題なく取引できます。
楽天のサービスをよく利用している人は楽天証券が良いと思います。

米国株を行う場合はマネックス証券も選択肢に入ってきます。

取引にかかる手数料

証券会社を仲介して株の売買ができることがわかりましたが、やはり会社側も利益を得なければいけません。そこで取引に対して手数料をとっています。

ネット証券では、大体10万円分の株を買えば、100円くらいが手数料として取られます。

SBI証券の国内株のスタンダードプランは下記のようになってます。

【インターネット・モバイル端末株式委託手数料】  2019/10/1現在

1注文の約定代金手数料
~5万円50円(税込55円)
~10万円90円(税込99円)
~20万円105円(税込115円)
~50万円250円(税込275円)
~100万円487円(税込535円)
~150万円582円(税込640円)
~3,000万円921円(税込1,013円)
3,000万円超973円(税込1,070円)

手数料はプランによっても違うし、金額によっても違うし、よく考えてから証券会社を選んだほうがいいでしょうね。といっても今から始めるならSBI証券か楽天証券のどちらかが良いと思います。

信用取引

信用取引とは、証券会社からお金もしくは株券を借りて、株の売買をする取引のことです。

一般的に株式投資はある程度資金がないとまともに運用できませんし、資金がないと不利になります。

そこで自分の資金を担保に証券会社からお金・株券を借りて、現物だけではできない売買をすることができます。証券会社から自分のことを信用をしてもらうという意味で「信用取引」と言われています。貸出の利子が証券会社の利益となります。

損失が出た場合は、自分の資金を大幅に減らすことにもなりますし、株価が下がり担保が足りなくなると追加保証金(追加証拠金、追証と呼ばれます)が必要になってきます。もちろん生活費など関係なく無慈悲に追証を迫られますから、冷静な取引ができなくなり大やけどすることになりますので、初心者は絶対に手を出すべきではないでしょう。

普通は自己資金の約3倍の金額まで取引が可能です。この倍率をレバレッジと言いますが、例えば巷で噂のFXでは30倍のレバレッジも可能だったりします(笑)100万円で3000万の取引ができるわけです。100万円で何百万の利益を狙うこともできますが、少し損失が出ただけで自己資金が吹き飛びます。たまにネットでFXで破滅したとか聞きますが、こういうことです。

単元株

単元株とは、売買単位のことです。株って1株○○円という値がついていますが、1株から買えるかは銘柄によりますが、普通は買えません。

通常は単元株=100株です。1株100円の株があったとすれば、100株の1万円から購入することができます。単位が100株なので、その整数倍の200株、300株、400株~を売買することができます。

さきほどユニクロの話をしましたが、1株67,180円のユニクロ株を買おうと思ったら670万用意する必要があるということです(⊙ө⊙)

1株2,000円の株でも20万円…。これが株を始めるハードルが高いと言われる所以です。

1株100円くらいの銘柄もありますので、そういう低価格のものを扱うなら数万円からでも始められます。

あと、1株から購入できるシステムもありますが、手数料などをしっかり確認することをお勧めします。たぶん手数料とか高いです。

配当・株主優待

株を所有しているだけで年に1、2回お金をもらえることがあります。すごく嬉しいですよね。

配当とは、事業がうまくいったお礼として、利益の一部を株主に還元する制度です。お金なら「配当金」で、物・サービスなら「優待」と呼ばれます。

始めて株を買ったとき、しばらくして会社から事業報告とか株主総会とか配当金のお知らせみたいな郵便が届いたときは驚きました。凄いコストかかってるなと(笑)配当金は勝手に証券口座に入金されます。

優待は日本独自の制度なので、各社工夫をこらした優待を用意してたりしますね。優待目的で株を持つ人も多いです。

株主優待で暮らす桐谷さんという人が有名で、「月曜から夜更かし」等の番組で密着されてるので知ってる方も多いと思います。面白い人なので調べてみてください( ´艸`)

日本企業の配当金は全然多くありません。未だに不景気だと言い訳して、増配をすることは滅多にありません。私が米国株のみに絞った理由の一つです。銀行預金の利率よりは良い、という程度の認識でいいと思います。

「権利付き最終日」に株を持っていないと配当・優待は受け取れませんので、狙っている株の権利付き最終日をしっかり確認しましょう。

税金について

株の売買で利益を出した場合はもちろん税金が掛かります。

株式の場合は、雑所得という扱いになり、利益に対して20.315%の税金が課税されます。内訳は所得税が15.315%、住民税が5%です。

これが一律であるというのがポイントで、他の所得税等のように累進課税がとられていません。大金持ちが株で楽に儲けても、20%しか税金がとられないというのが現実です。お金があるところにお金が集まるということです(´・_・`)貧乏人は辛いっすね。

証券口座を作る際に、「特定口座(源泉徴収あり)」を選んでおけば、自分は何もしなくても、税金を計算して差し引いてくれます。確定申告もしなくてもいいです。

損益通算が可能なので、含み損がある株を売って、利益を相殺することによって税金を抑えることができます。年末に含み損を現金化しないともったいない場合があるのでよく考えて対応しましょう。

おわりに

今日も長文になってしまいました。本当はもっと書きたいことあるのですが、これでも最低限にしています(;^ω^)

初心者が疑問に思う所はなるべく網羅したいのですが、今思いつくのはこのくらいでしょうかね~。適時、追記します。

あとは、米国株について、私が持っている銘柄について、実際の始め方などを次回以降書いてみようと思います。

また時間が出来ましたら執筆したいと思います。

カミノ
カミノ

米国株の勉強するぞー

では今日はこのあたりで失礼します。ありがとうございました。

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