クレーン付トラック(トラック搭載型クレーン)は、トラックのキャブと荷台の間にクレーン装置を架装した車両である。1台で資材の運搬と吊り上げ・積み降ろしを同時にこなす土木現場に欠かせない工事車両である。通称「ユニック車」としても知られるが、これは古河ユニック社の商品名「UNIC」が一般名詞化した呼称。
主に油圧駆動の伸縮ブーム(3~7段)を備え、吊り上げ荷重は0.49t~4.9t程度。アウトリガーで車体を安定させ、ブームを伸ばして荷物を吊る。動力はトラックエンジンから取り、走行とクレーン作業を1つの原動機でまかなう。ラジコン操作や過負荷防止装置を標準搭載する機種が増えている。
土木工事では鋼材・型枠・仮設材・石材などの運搬・据え付け、道路工事の資材荷役、設備設置などで多用される。狭い現場での機動性が高く、クレーンと運搬車を別々に手配する必要がない効率性が最大の利点である。国土交通省の土木工事積算基準では「クレーン装置付トラック」として、機械損料に区分されている。
名前は似ているが、「トラッククレーン」は走行用とクレーン操作用の機能が完全に分離され、それぞれに運転室がある点がクレーン付トラックとは異なる。積算などで間違えやすいので注意。
資格は、小型移動式クレーン運転関係の免許・技能講習・特別教育が必要となる。玉掛けの作業については別に玉掛けの資格が必要となる。
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