地域性公園(自然公園)

地域性公園(ちいきせいこうえん)とは、権原に関係なく、その区域を公園として指定し、土地利用の制限や一定の行為の禁止・制限によって自然景観を保全するための公園のこと。「営造物公園」に対する概念である。

日本の場合は、国立公園、国定公園、都道府県立自然公園の3種類があり、総称して「自然公園」と呼ばれる。自然公園法に基づき指定・管理され、区域内は自然環境を保護するために行為制限などが設けられている。なお、自然公園区域よりもっと制限が厳しいのは自然保全区域である。

市町村が管理する「○○自然公園」も多数存在するが、ここで定義する自然公園とは別物である。

大別管理者(所管)名称根拠法
営造物公園環境省国民公園皇居外苑、新宿御苑、京都御苑環境省設置法
国交省国営公園(都市公園)国営昭和記念公園都市公園法
自治体都市公園街区公園など
児童遊園児童遊園児童福祉法
その他の営造物公園特定地区公園
条例設置公園
農村公園・農業公園
団地公園
河川公園(砂防公園)
港湾緑地など
個別法、条例
地域性公園環境省国立公園知床国立公園自然公園法
都道府県(指定は国)国定公園南房総国定公園
都道府県都道府県立自然公園府立北摂自然公園
その他の公園民間事業者など民間の公園花見山公園
私独自の公園分類。例外もあるかもしれません。

   
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関連用語:営造物公園 権原 国立公園 国定公園 都道府県立自然公園
 

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