水セメント比は、生コン1㎥に使用する水量とセメント量の比率のこと。百分率で表し、記号はW/Cである。
水セメント比が大きくなるということは水の量が増えることを意味し、強度が下がるし、ひび割れもしやすくなる。W/Cが決まるとおのずと強度が決まり、一般的にW/C=60%は28日強度で約24N/㎟の強さ、65%は約20N/㎟の強さ、55%は約27N/㎟の強さが得られる。
品質を確保するために設計図書で上限を定め、W/C=60%以下というような表現がされる。これを「最大水セメント比」という。コンクリート標準示方書では、すべての構造物に対してW/C=65%以下の規定を設けているが、各発注者の仕様書では60%以下や55%以下を指定する場合が多い。W/C=60%以下かつ18Nのコンクリートを指定していると業者からは「(そんな生コン無いし)プラントで取り扱ってないですよ。24Nでいいすか?」と聞かれる羽目になるのでしっかり理解して設計しよう。

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