こんにちは。今だけは国家公務員のカミノです。
今回は国勢調査の話をしたいと思います。
まずは第一弾として、国勢調査についての説明と、調査員との顔合わせなどが終わりましたのでその感想を書いてみます。
国勢調査とはどんなもの?
2020年は国勢調査の年でした。私は指導員に任命され(半強制)、非常勤の国家公務員となりました(ドヤッ
※調査員と指導員はべつの役割です(後述します)
まずは国勢調査とはどのようなものかをFAQ形式で解説していきますね。
どのような調査?
国勢調査は、統計法という法律に基づいて、日本に住む全ての人・世帯を対象として5年に一度実施する国の最も重要な統計調査です。外国人の方も対象であり、全ての世帯に回答する義務があります。
マイナンバーや住民基本台帳があるから不要でしょ?
住宅の状況や仕事の状況などの実態について、既存の行政記録だけでは把握できない事項も調査するために必要なものです。住民票を移していない人や、実態が把握しづらい外国人に対しても一斉にふだん住んでいる場所で調査することに意義があります。
何を調べるの?
男女の別、出生の年月、就業状態、従業地または通学地、世帯員の数、住居の種類などを調べます。
何がわかるの?
住民票などの届出に関係なく、ふだん住んでいる場所で調査するので、日本の人口や世帯の実態がわかります。基準日は10月1日です。
何の役に立つの?
目的は、正確な統計の作成です。
調査の結果は、さまざまな行政施策の基礎資料として利用されます。
- 行政上の施策への利用 (少子・高齢化対策、防災対策、雇用対策のための基礎資料)
- 各種法令に基づく利用 (衆議院議員選挙区の改定、地方交付税の算定のための基礎資料)
- 学術研究などへの利用 (将来人口・世帯数の推計のための基礎資料)
地方交付税の算定など、その市区町村にとって重要な基礎資料に使われます。人口・世帯員数が少なくなると、交付税が減って、行政サービスの質が落ちます。人数が多い都市部にお金を掛けるのは国として当然のことですよね。
新型コロナが感染拡大してしまうのでは?
今回の調査では、新型コロナウイルス対策として、インターホン越しの説明・聞き取り調査をすることになっており、書類配布も郵便受け等を利用します。
(指導員への説明資料では対策版・通常版の2パターンあることから、自治体によっては対策をとらないところもあるかもしれません。)
なお、実際にはインターホン越しで全て出来るものではないので、面会しての対応もあると思います。個人的には感染拡大のきっかけになる可能性はあると思っています。
いつから始まるの?
2020年の調査は9月14日からスタートで、調査員が一軒ずつ訪問して、調査票の配布をします。
郵送回答は10月1日からになります。
インターネット回答は9月14日から回答できるので、是非インターネットでの回答をお勧めします!
指導員になったよ
指導員とは、担当地区の調査員7~10人を指導する人です。業務としては、調査員がわからないことあったら随時相談を受けるような役で、調査困難な相手先がいるときには同伴して訪問も行います。調査が終わったら書類を回収して、オンライン回答以外の調査票を点検・整理して、報告書類を作成し、とりまとめて事務局へ送付して終わりです。
私の課では職員が20人くらいいて、10人が指導員やってね~という感じでした。上司たちはなぜかやらない雰囲気を出していましたので、消去法で若手・中堅で担当することに。ほぼ強制みたいな感じでした。もちろん「絶対やりません!」と突っぱねることもできますが、職場の空気が悪くなり、やりづらくなると思います(笑)そういうの気にしない人なら全然断れますね。調査員・指導員は義務じゃないので。
調査員はいっぱいいる
調査員は、全国に61万人います。(2015年は70万人)
調査員とは、実際に訪問して説明を行い、調査票と書類を配布する人です。郵送・インターネット回答以外を望まれた場合は回収も行います。大体一人で50~70世帯くらい受け持つ感じでしょうか?地域によって差がありそうです。
調査員は、自治体が公募してたり、町内自治会の推薦で集めています。会社員が会社からお願いされることもあります。多くの自治体では職員が駆り出されています。
気になる報酬は?
オファーが来たときに報酬の話は一切ありませんでした。同意書みたいなやつを書いて出せと事務局から通知がきただけです。しかも証明写真も撮る必要がありまして800円をロスしました。300円だけバックしてきます(怒)
報酬について、調べた感じでは、
調査員は1調査区あたり 35,000円程度
指導員は 50,000円程度
とのことです。受け持つ世帯数によって変わるようなので、本当のところは支払いがあるまでわかりません(笑)
私の担当地区では2調査区をされる方もいるので、その人は2倍ゲットですね(*^▽^*)
最初の業務
まずは、送られてくる資料に目を通します。
今回は新型コロナウイルスの影響で、指導員説明会はありませんでした。(自治体にもよります。)
てことで、自宅での学習期間です(´・_・`)
この青バッグに下敷きや鉛筆が入ってます。書類もどっさりあります。教本(手引き)はわかり易く作られてるので30分くらい読んだら全体を理解できました。DVDも同じ内容で40分かかります。
教本読んでて思ったのが、なんでオムツしか履いてない赤ん坊に教えてもらわなきゃいけないんだということ。服を着ろ服を。(心狭し)まあ、みらいちゃん可愛いのでヨシ(笑)
公式キャラクターのみらいちゃんとセンサスくん↓↓
次に調査員と連絡を取り、任命証などと用具一式を受け渡します。同じ青バッグです。
このご時世では集会はやめといた方がいいだろうと思い、というか調整がめんどくさいし、1人ずつ渡すことにしました。自分の住んでいる地区なので楽だったし、皆さん土日も家に居てくれてスムーズに受け渡しを終えることができました。
7人中3人が経験者。4人が初めて。
けっこう不安そうなおじいちゃんが2人いましたが、
私も不安です(笑)
調査員も説明会が開催されていなかったようで、ほとんどろくに説明もされていない状態だったので、軽く説明を行ったりしました。コロナ禍でなければ説明会が開催されていただろうし、そこで荷物の受け渡しもあっていたかもしれませんから、かなり指導員の負担は大きくなっていますね(;´・ω・)
とりあえずの感想
いや〜ひとまず肩の荷は降りました。あとは調査員が事前の下調べをちゃんとやってくれることを信じます。
あんまり地域を意識したことなかったんですが、調査員へ配達するだけで、自分の地域にどんな人がいるのか、色んな所に色んな人が住んでるんだなーてことがわかりました。いい勉強になりそう…かな。面倒な仕事だけどポジティブにやらなきゃね。
めちゃくちゃ面倒だけどね。
早速今日、調査員のおじいちゃんから電話あったので土日にまた説明に行ってきますよ。
ぼちぼち、各地域でも調査員が先走って訪問して下調べを始めているところもあるようです。詐欺に利用するバカもいますので、調査員証を確認してから受け答えするようにしてくださいね。
次回は9月14日の配布スタート後にでも進捗状況を書こうと思います。
追記:書きました↓↓
では今日はこのあたりで失礼します。
ありがとうございました。
コメント