こんにちは、土木公務員ブロガーのカミノです。
ここでは、給料・給与・年収・所得などの意味の違いを解説したいと思います。
違いがよく分かっていない皆さん安心してください。私もよく分かっていません。
給料と給与の違い
市役所で使われる意味で解説します。
給料
給料とは、標準時間勤務に対する純粋な報酬です。基本給とも呼ばれ、給料表から算出されています。公務員であれば給料表は公表されていますから、ネットからでも給料を知ることができます。
ちなみに、「給料+地域手当+扶養手当」がボーナスの算出元になります。
給与
給与とは、基本給+諸手当のこと。役所から支給される全てのものです(ボーナス除く)。総支給額と呼ばれたり、額面(がくめん)という言い方もします。
※諸手当とは地域手当、扶養手当、通勤手当、住居手当、管理職手当、時間外勤務手当などを合計したものをいいます。
(※地域手当については、こちらの記事で解説してます↓↓)
関連記事:地方公務員の地域手当とは?
他の手当についても解説していく予定でございます。
その他の用語
そのほかによく聞く言葉を説明しておきますね。
手取り
手取りとは、給与から保険料と税金等を控除したもの。実際に私たちの手元に残るお金ですね。だいたい給与の80%くらいです。
期末・勤勉手当
期末・勤勉手当とは、いわゆるボーナスのことです。地方自治体では、だいたい年間で基本給×4くらいの金額ですね。民間では「賞与」と呼びます。ボーナスは一時的な特別報酬ですが法的な決まりはないため、民間では“給料何か月分”を貰えないこともあります。ほんのわずかな金額の「寸志」が支給されるところもあります。
年収
年収とは、1年間の給与+ボーナスのこと。給与収入ともいいます。源泉徴収票の「支払金額」の欄に記載されているものです。
一番よく聞く言葉ですね。
所得
所得とは、一般的には年収から「給与所得控除」を差し引いたものをいいます。給与所得とも呼びます。税金や社会保険料の計算の元となるものですね。さらにそこから「所得控除」を差し引いたものを課税所得と呼び、所得税の計算の元となります。
自営業などであれば必要経費を差し引いたものを課税対象としますが、会社員や公務員はそのような制度がないため、給与収入から計算式で「給与所得控除」を差し引くのです。
なんとなく覚えておくといいかと思います。
わざとややこしくしてるんですかね( ゚Д゚)
おわりに
ということで、給料にまつわる専門用語を解説しました。自治体によって定義が違うかもしれませんがご了承ください。
このようなシンプル解説もいいですね(*’ω’*)
自治体職員の給料表の探し方、見方はこちらの記事で解説しています↓
関連記事:地方公務員の給料はいくら?給料表の見方
では今日はこのあたりで。
またぬん(*’ω’*)ノ
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