こんにちは、土木公務員ブロガーのカミノです。
私はコロナにあまり関心がなかったのですが、2度目の緊急事態宣言が出るようですし、私の身の回りにもコロナ陽性者がぽつぽつ出てきましたので、今回詳しく調べてみることにしました。
私と同じような一般の方にもわかりやすいようにまとめてみますヾ(*ˊᗜˋ*)
なお、正しい情報を載せるつもりですが、最新の情報ではありませんので、リンク先のウェブサイトで最新情報を調べるようにしてくださいね。
新型コロナウイルスとは?
新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)とは、SARSやMERSの病原体と同じβコロナウイルスに分類される動物由来のコロナウイルスです。
現在は、ヒト-ヒト感染によって世界的に流行が広がっている状況で、SARS-CoV-2によって引き起こされる感染症を、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)と呼びます。(以下、新型コロナと言い換えます。)
感染経路
飛沫感染が主体とされていて、3密(密集、密接、密閉)と呼ばれる特徴的な環境、つまり屋内で多く感染しています。
エアロゾル感染については、可能性はあるものの、主な感染経路だとは評価されていません。
潜伏期・感染可能期間
感染してからの潜伏期間は1~14日とされていますが、多くの人が5日くらいで発症します。
感染可能期間は発症2日前から発症後7~10日程度と考えられています。つまり、都道府県によっても違うかもしれませんが、発症2日前よりも前に接触した人は濃厚接触者となりません。
季節性として、コロナウイルス感染症は一般的には温帯で冬季に流行しますが、新型コロナにも当てはまるかは不明です。
症状が出ないときもある
また、感染しても無症状の人が多いのも特徴で、およそ3~8割の人が感染しても無症状であるとされています。クルーズ船ダイヤモンド・プリンセスでPCR検査陽性だった人のうち、6割弱は無症状でした。
これが感染が広がりやすい一つの原因と言われています。
妊婦例や小児例も確認されていますが、小児例は症例数が少なく、無症状だったり軽症だったりすることが多いです。
症状が出たら
新型コロナの典型的な症状は、発熱、咳、だるさ、食欲低下、息切れ、痰、筋肉痛、嗅覚・味覚障害などです。
かぜやインフルエンザの症状も新型コロナに似ていますが、このうち、息切れや嗅覚・味覚障害は、かぜやインフルエンザではなかなか起こらない症状ですので、新型コロナを疑うきっかけになります。
症状が出たら、まずはかかりつけ医に相談しましょう。かかりつけ医がいない場合は、各自治体が設けている新型コロナウイルスに関する相談窓口に連絡しましょう。
発症してから1週間程度はかぜのような軽微な症状が続き、約8割の方はそのまま治癒します。2割弱の人はそこから徐々に肺炎の症状が悪化して入院に至ります。さらに約5%の患者はそこから集中治療が必要になって集中治療室(ICU)に入室し、約2%が命にかかわる重症になる可能性があります。
重症化のリスク因子は、
- 65歳以上の高齢者
- 慢性閉塞性肺疾患(COPD)
- 慢性腎臓病
- 糖尿病
- 高血圧
- 心血管疾患
- 肥満(BMI30以上) など
主な合併症は、呼吸不全、心血管系、血栓塞栓症、炎症性合併症、二次性細菌・真菌感染症などです。とくに呼吸不全が多く、死亡する症例も呼吸不全によるものが多いです。
感染状況は?
令和3年1月5日現在の新型コロナに関する状況としては、
国内の感染者は247,960例、死亡者は3,655名です。
また、入院治療等を要する者は40,052名、退院又は療養解除となった者は203,421名です。
刻一刻と状況は変わりますので、厚生労働省のウェブサイトで最新情報を確認してください。
感染対策について
2回目の緊急事態宣言が発出されようとしてます。1回目よりは緩い内容みたいですね。
感染対策については、結構色々やってますよね。
しかし、飲食店の営業時間短縮要請が出た後も、人出が減ることはなく、新規感染者数も増加の一途を辿っています。
人と人との接触が感染原因なので、人と人との接触を減らさない限りは、この新型コロナを減らすことはできません。
個人ができる感染対策としては、専門家である忽那先生は以下の5つを推奨しています。
- 人が集まるイベントはオンラインで済ます
- できる限り外出を控える
- 屋内ではマスクを装着する
- 3密を避ける
- こまめに手洗いをする
何度も言われていますが、感染症にはこの5つに尽きます。ポイントは「消毒ではなく手洗いでOK」というところです。それだけ手洗いは重要なのです。
必要なことを必要なだけすれば感染は収まると思います。私はこの感染対策を全面的に賛同するわけではありませんけどね。
ちなみに、「緊急事態宣言を出す前に、外国人の入国を止めろ」と主張する人がいますが、そのような水際対策はもうやってます。
「水際対策強化に係る新たな措置」として、例外を除けば12月28日から1月末まで全ての国・地域からの新規入国の一時停止を実施してますし、全ての国・地域への短期出張からの帰国・再入国時における特例措置の一時停止もしてます。検疫の強化もしてます。完璧ではないですけどね。
詳細は、新型コロナウイルス感染症対策本部の資料を読んでください。
新型コロナに関するウェブサイト・文献
新型コロナに関する公式なウェブサイトをいくつか確認してみましたので、それぞれ所見を書いてみます。参考にしてくださいヾ(*ˊᗜˋ*)
内閣官房 新型コロナウイルス感染症対策
日本の最も公式なサイトと思われます。内閣官房のウェブサイトです。
残念ながら動画ばかりごちゃごちゃで、本当に大事なことがわかりづらくなってます。
もっとシンプルに、コンテンツを絞ってほしいですね。
タブ1番右(スマホではメニュー1番下)の「対策本部資料」では、実際の対策本部における会議資料を見ることができます。各省庁がどのような対策を実施するか、「現状と対策」がわかります。
国のトップが集まって話し合われている会議なので、最も重要な情報が含まれています。
これを読まずして、マスメディアやSNSの情報だけを頼りに、新型コロナ対策を語っている人はウソといえます。
厚生労働省 新型コロナウイルス感染症について
新型コロナに対してメインで動いてくれている厚生労働省のサイトです。
このサイトは実用的な情報が詰まっています。感染状況については、国内の発生状況などのページを見ればいいし、各国・地域における新型コロナウイルスの感染状況(外務省サイト)で諸外国の状況がわかります。
また、新型コロナウイルス感染症対策アドバイザリーボードの資料等もここから見ることが出来ます。専門家の会議ですね。データばっかりなのであまり見る意味はなさそうです。
もうひとつ大事な文献なのですが、
厚生労働省のページには、新型コロナウイルス感染症 診療の手引き 第4版 [PDF]があります。
これは、ウェブサイトの中に埋もれてしまっているんですが、新型コロナについてめちゃくちゃわかりやすく、詳しく知ることができる手引書となっていますd(º∀º。)ダヨ!!
医療機関向けの診療の手引きではあるんですが、新型コロナについて詳しく知りたい一般の方は目を通すべきだと思います。
「診療の手引き」はそこらへんの本を買うよりよっぽど価値があると思います。
国立感染症研究所
国立感染症研究所のウェブサイトは研究報告などばかりで、難しくて読む気になりません。どれが重要なのかも分かりません。私のような一般人は手を出さない方がいいでしょう⊂(。Д。⊂~⌒⊃
国立国際医療研究センター 国際感染症センター
国際感染症センターのサイトは研究所よりはマシですね。この病院内での実際のマニュアルなどを確認できますが、一般の方にはあまり役立つ資料はなさそうです。
診療の手引きが第2版までしか置いてないので、早く最新版に差し替えた方がいいと思います。
日本COVID-19対策ECMOnet
日本COVID-19対策ECMOnetとは、ECMO治療を提供する有志の集まりです。
ECMOとは、心肺が機能を失っているときに、心臓と呼吸の補助をする治療法のことで、このウェブサイトのCRISIS公開データのページでは、ECMO装着症例数などの重症患者の状況を知ることができます。
この忙しい状況でしっかり統計をとってるというのは感服しますよね。
東京都福祉保健局
地方自治体のサイトも具体的な現状や対策を知ることができるため役立ちます。
例えば、東京都のサイトでは、新型コロナの軽症者等に係る宿泊療養についてなど、様々な情報やルールを知ることが出来ます。
山中伸弥による新型コロナウイルス情報発信
当初話題になった、山中伸弥教授の新型コロナ特設サイトです。
証拠(エビデンス)の強さによる情報分類はわかりやすい!と評判だったんですが、このサイトは致命的なことにページ毎の最終更新日が書かれていないため、いつの情報かわかりません。
結局のところ、医療の研究者ではありますが感染症のプロではないため、それほど役立つ最新情報が手に入るわけではなさそうです。
忽那賢志先生の記事
私が新型コロナ関連で一番信用しているのは忽那賢志先生(国際感染症センター)です。
なぜかというと、私たち素人にもわかりやすく必要な情報のみを伝えてくれるからですヾ(*ˊᗜˋ*)
忽那先生のヤフーニュースに寄稿してる記事も良いのですが、一番わかりやすいのは、日経新聞のインタビュー記事ですね。
コロナ患者、なぜ減らない? 受診すべき初期症状とは|NIKKEI STYLE(2020/12/24)
ここから今回の記事の説明は引用させていただいています。
他にも、ヤフーの記事一覧ページがありますのでぜひ読んでみてください。
おわりに
ご紹介したウェブサイトなどをまとめてみます。
新型コロナとは何か?どう対処すべきかについては、最後に紹介した忽那先生をフォローするのが一番です。
感染状況については、厚生労働省のサイトに毎日更新されています。
具体的な行政の対策については、新型コロナ対策本部の議事と資料をフォローするのが一番いいと思います。
新型コロナについて詳しく知りたければ、新型コロナウイルス感染症 診療の手引き 第4版 [PDF]がオススメです。
どこの誰が書いてるか分からない非公式なものや素人の記事はなるべく読まないようにして、不確かな情報や恣意的に印象操作された情報は見ないようにしましょう。
これで、以上になります。
私の新型コロナに対する考えや、私の身の回りの出来事は気が向いたら書こうと思います。
ではまたぬん(*’ω’*)ノシ
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