勾配(傾斜、上り、下り)

勾配(こうばい)とは、水平方向の変化に対する垂直方向の傾きの度合いのこと。構造物の機能性、安全性、水の流れなどを確保する上で重要な数値である。表記方法は下表のように様々である。水平に対して高くなる勾配を上り(のぼり)勾配、低くなる勾配を下り(くだり)勾配というが、省略して上り・下りとだけ言うこともある。「傾斜」も同じ意味で使われることがある。

表記方法記号意味使用場面
百分率(パーセント)水平距離100に対する高低差道路、土木全般
千分率(パーミル)水平距離100に対する高低差下水道、鉄道
角度°(度)水平面と傾斜面のなす角度測量、鋼構造、設備機械、
分数1/n垂直1に対する水平距離の比河川
法勾配(割合)1:n垂直1に対する水平距離の比法面、河川、土木全般

   
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関連用語:法勾配 法面 切土 盛土 地山 転び 
 

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