地山(じやま)は、人為的な手が加えられていない、自然のままの地盤のこと。土木工事では切土・盛土の対象となる重要な存在である。長い年月を掛けてしっかり締め固まっていることが多いが、雨や地震などでゆるんでいることもあり、評価が難しい。地山の崩壊や⼟石等の落下による労働災害は、ひとたび発⽣すれば死亡者を出す重⼤災害になるおそれがあるため、地山の性質(強度や安定性)を調査し、安全な施工計画を立てることが重要である。
「原地盤」もほぼ同じ意味だが、ニュアンスとしては、地山は切土・盛土の対象となる山のイメージ。
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