技術士第一次試験を受けてみた

技術士

こんにちは、土木公務員ブロガーのカミノです。

先日、技術士の1次試験を受けてきました。

自己採点では7割とれてたので合格してると思います°˖☆◝(⁰▿⁰)◜☆˖°ワーイ

Xにも書いたんですけど受けた感想としては、
・建設部門の受験者多すぎ笑
・過去問を暗記してないときつい
・途中退出できないのでめちゃ苦痛
・2時間の試験を30分で解き終わって暇
・正答5割で合格はゆるすぎる
・自分の知識が無さすぎて泣けてくる
・大学生?や若い人が多い
・女性が土木より多い

て感じでした。ここでは、この内容を少し深堀りしたいと思います。(浅堀りです)

※技術士試験の概要と、合格するためにしたことはこちら↓の記事に書きました。

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建設部門の受験者多すぎ

1次試験の専門科目は20部門に分かれていて、受験者数はバラバラです。試験案内によると他部門は数十~数百人なのに建設部門は8800人らしい(笑)

「令和5年度技術士第一次試験 受験申込み案内」より引用

例えば、試験会場で「化学」が19人いたら「建設」は880人いるって計算ですね。実際そんな感じでした。

まあ二次試験では建設部門のなかで更に細かく分かれてますし…。過去問解説本が他より充実してるので1次試験は建設で受ける人とかもいるのかな?

過去問を暗記してないときつい

過去問暗記ゲームです。逆に暗記してないと、理解して解くという作業を求められるので時間も足りないでしょうし、難易度が爆上がりする気がしますね。

問題文のだいたいの雰囲気と、解答の流れ、これを覚える感じです。私は時間が無くて直前の頃は解くのではなく解答を直接読んでキーワードを覚えるようにしてました。

正答5割で合格できるので、「理解する」よりも「問題文と解答を暗記する」ほうがコスパはだいぶいいですね。それでいいのか技術者、とも思いますが(;´・ω・)

途中退出できないのでめちゃ苦痛・2時間の試験を30分で解き終わって暇

暗記ゲームなので、「あ、これ進○ゼミで見たやつだ」みたいなノリで選択肢選んでいくと、すぐ解き終わります。基礎・適正は1時間だし、見直しとかで暇つぶしもできますが、専門科目の2時間は地獄でした。○研ゼミ形式でサクサク問題を選んでいって、分からない問題を振り返って25問回答埋めても30分しか経っていませんでした。

それなのに途中退出できない。

めっちゃ暇でめっちゃ苦痛でした。私は本来途中退出しない派です。1級土木も気象予報士も退出せずに残り1秒まで問題を見直し再検討やミスチェックをやります。

でも、技術士第一次試験は5割合格だし、ミスチェックも1、2度やれば十分だと思います。

寝てる人もいましたが、試験会場でぐーすか寝れる大胆さはもってないので私は無でした。あれはきつかった。

正答5割で合格はゆるすぎる

技術士試験は、技術系の最も権威のある国家資格ですから、その試験方法は十分検討されてると思いますが、個人的には正答5割で合格はゆるすぎると思います。そう感じてる人は多いと思います。

これのせいで暗記ゲームになっています。過去問を流用する限りそうなってしまうのは仕方ないのですが、過去問を覚えさえすれば合格できるというレベルはよくないですよね。試験問題はすごく良いのでもったいないです。

自分の知識が無さすぎて泣けてくる

無知さを知りました。

基礎科目では他分野のことも出題されて、純粋に知的好奇心がそそられて面白かったです。「へーこんな世界があるんだ。こんな計算してるんだ。こんな検討してるんだ。」

それで自分の専門である構造力学にくるじゃないですか、ヨシこっちの力を見せてやるよって思うんですけど「え、分かんないですけど…」ってなって泣けてきました。

自分の無知を知る。他分野の知識を知る。そういった意味で技術士第一次試験を受験してよかったと思います。

大学生?や若い人が多い・女性が土木より多い

大学生っぽい若い人が多かったです。試験内容は4年制大学の自然科学系学部の専門教育課程修了程度とされてますので、知識がフレッシュな大学3~4年生とか大学院生で受験するのが間違いないと思います。皆さん若いのに凄いです。

ただし、大学によってはJABEE認定されてますので、そうなると卒業しただけで技術士補登録できる資格が得られます。もし、この記事を見て受験しようかなと考えた方は、自分の大学がJABEEに認定されていないか確認はしておきましょう。ちなみに東京大学・京都大学はありません。

認定プログラム一覧 | JABEE|一般社団法人 日本技術者教育認定機構

全体的な女性の数は1~2割くらいかな。1級土木より遥かに多かったです(しかも皆さんお若い…)。

ホント皆さん素晴らしいですよ…。


ってことで受験の感想はこのくらいで。

次回は試験に合格するためにしたことを少し具体的に書きたいと思います。

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