1級土木施工管理技士の1次検定対策

1級土木施工管理技士

こんにちは、土木公務員ブロガーのカミノです。

ここでは1級土木施工管理の「1次検定対策」をざっくり解説します。

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1次検定の概要

1次検定は7月頃に実施されます。

午前に「問題A」が2時間30分

午後に「問題B」が2時間

すべてマークシート。合計で6割得点が合格基準となっています。ただし、問題Bのなかの施工管理(応用能力)のみで6割を達成することも合格条件です。

問題A

問題Aは3つのパートに分かれていまして、以下のとおりになっています。

問題A

①土木一般 15問中12問を選択解答

②専門土木 34問中10問を選択解答

③法規 12問中8問を選択解答

計30問を解答するわけですね。

土木一般と法規はぜんぶ勉強しましょう。専門土木は、ダム・トンネル・河川・海岸・鉄道などさまざまな分野から出題されますが、自分の得意分野だけをしっかり勉強しましょう。

カミノ
カミノ

例年、だいたいの出題数が決まっています。例えば土工が5問、コンクリート工が6問など。

問題B

午後の問題Bの出題構成は以下のとおり。

問題B

①共通工学 4問必須解答

②施工管理 16問必須解答

③施工管理(応用能力) 15問必須解答

問題Bはすべて必須解答です。

令和3年度からは施工管理(応用能力)という新しい出題がありました。こちらも4択のマークシートで消去法が使えますから、冷静に考えればそれほど苦戦はしないはずです。

私の勉強方法と勉強時間

では、私が実践した勉強方法をご紹介します。

といっても、過去問を解いただけですが(;´Д`)
私が購入していた過去問題集はこちらの記事からどうぞ。

試験勉強にとりかかったのは1か月前でした。まずは過去問を1年解いておくか~と思って、H28年を解いてみたところ、

44/65で67%得点でした。

ふつうに何も勉強せずに67%、合格やん、とりあえず安心(*´ω`*)というわけにはいかず、ヤマ勘で選んだ問題もあったので確実ではないなーという印象でした…。

ちなみに、時間は1年分で5時間くらい掛かったと思います。問題Aをとくのが1時間+解説読むのが1.5時間、問題Bにも同じように1時間+解説読むのが1.5時間くらい。途中に参考書を読んだりして確認作業もしていました。

ということでH29から続けて4年分解いた感じでは、

H29 得点率 67%
H30 得点率 75%
R1 得点率 84%
R2 得点率 87%

という感じで、H30からは着実に伸びましたね。やはり過去問とまったく同じだったり、似たような出題があるので、過去問をこなしていけば得点は上がります。

本番直前は、全体的に過去問を読み返し、確実にとれる問題を増やすことにしました。

勉強時間としては、1年分5時間×5年=25。復習に5時間くらい使ったと思うので、25+5=合計30時間くらいかな(。´・ω・)?

そして、本番。

R3 得点率 81%

・・・下がりました。まぁ合格は合格ですけど…。

原因を分析するに、当日の疲れでしょうか。朝早くから暑いなかの移動、会場内でも階段を昇らなきゃいけない。試験室はエアコンを自分で調整できない、腰は痛いし、おそらく頭の回転も悪かったと思います。

自宅で解いたらあと3問くらいは正答できたなーと思ったり。

つまり、本番当日は100%の力を出し切れないわけです

カミノ
カミノ

8割くらい取れるように確実に高めておくべきでしょう。

1次検定の対策

さて、次に対策について説明していきます。

とにかく過去問をやる

1次はとにかく過去問だけやってれば合格できます

最初に1年分解いて、6割いける人は私と同じ勉強時間(30時間)でも大丈夫かと。

過去問やってみて6割未満の人、とくに4割も取れなかった人は基礎学力が足りない、もしくは試験に慣れていないんだと思います。こういう人は100~200時間以上確保したほうがいいかもしれません。

100時間だとしても、1日1時間するとしたら、3か月ほど前から毎日勉強する必要があります。

とりあえず早めに1年分解いてみて、試験までの時間配分を考えましょう。

勉強方法としては、不正解だった問題を「なぜ間違ったのか?」考えます。おそらく「正しい知識を知らなかったから」でしょう。ですから、正しい知識を記憶すれば解けるようになります。解説や参考書の正しい一文を読んでから、目を閉じて、同じ言葉を頭の中で喋ってみます。例えば、「コンクリートの打ち込み開始前に鉄筋・型枠を清掃し、型枠内に溜まった水は必ず取り除く」。目を閉じて反芻できないとしたら記憶できていません。これを記憶できるまで繰り返します。

また、5年分解いてみると、頻出する問題が見えてきます。それらは完璧に解けるようにしておきましょう。

余裕がある人は…

過去問を解いて8割取れるようになったぞ!って人は、ほぼ本番も大丈夫です╭( ・ㅂ・)و ̑̑ ヨシ!さらに詰めておきたいなら、2次検定も見据えてポイントを絞りましょう。

ここからは余裕がある人向け。

具体的には、以下の問題番号のところを重点的に勉強してください。これらの分野は2次検定でも出題されるからです先取りして重点的に勉強できれば2次検定が少しだけ楽になります。(1次検定の得点率もアップ!)

問題A
No.3~4盛土
No.5軟弱地盤対策
No.6~11コンクリート
問題B
No.14~24安全管理
No.30~31鉄筋・コンクリート試験
No.32騒音振動対策
No.34~35環境保全対策

おわりに

ということで、1級土木施工管理の1次検定について解説しました。

参考になれば幸いです。

勉強のために準備するものなどはこちらの記事で解説しています。

2次検定はこちらの記事で解説しています。

 
では、今日はこのあたりで。

またぬん(*’ω’*)ノ

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