ライフサイクルコストとは、施設や構造物を計画・設計・建設してから、維持管理、修繕、更新、最終的な撤去・処分までに必要となる費用の総額のこと。「LCC(Life Cycle Cost)」とも表記される。行政では、初期費用であるイニシャルコストだけでなく、長期的な維持管理費や更新費用であるランニングコストまで含めて事業を評価することが重要とされている。例えば、建設費が多少高くても、維持管理費を大幅に削減できる工法であれば、ライフサイクルコスト全体では安くなる場合もある。そのため、公共施設や道路、橋梁などのインフラ整備では、将来の財政負担を見据えた施設整備や維持管理計画を立てるための重要な考え方となっている。
ライフサイクルコスト(LCC)とライフサイクルアセスメント(LCA)は混同されやすいが、評価する対象が異なる。
LCA:環境への影響(CO₂排出量、エネルギー消費量など)を評価する。
LCC:建設から維持管理、更新、廃止までにかかる総費用を評価する。
